「整理を始めたいと思っているけど、時間がかかるのではと思うと、なかなか手がつけられない」と感じることはありませんか?
そこで、私がおすすめするのが「毎日たった15分だけ整理整頓をする」という方法です。
たとえ短時間でも、毎日続けることで、部屋は驚くほどきれいに変わるでしょう。
この記事では、毎日15分の整理整頓がなぜ効果的か、その理由を7つご紹介します。
整理整頓のやる気が薄れそうになったら、「とりあえず15分だけ」と自分に言い聞かせ、一歩を踏み出してみてください。
1.始めやすくなる
15分は短い時間なので、「ちょっとやってみようかな」と気軽に始めることができます。
これが整理整頓を始める心理的なハードルを下げるのです。
多くの人が「時間がかかるかもしれない」「大変そう」「面倒くさい」と感じて整理を躊躇しますが、15分で終わると考えると、挑戦してみようという気になりますよね?
部屋が乱れる一因として「忙しいから」という理由があります。
毎日の忙しさの中で、「部屋を整えるべきだ」と思っていてもなかなか手を付けられず、結果的に先延ばしにしてしまいます。
今日から10月ですが、年初に「今年こそは整理整頓を」と思っていた方も、何も進めずに9ヶ月が経過してしまったことでしょう。
これは始めるハードルの高さが原因です。
時間を短く設定することで、今日からでもすぐに始めることができます。
2.集中力を維持しやすい
15分という短い期間は、人が集中しやすい長さです。
長時間にわたる作業では集中力が途切れがちで、「どれだけ時間をかけても終わらない」と感じることもありますね。
例えば、休日に突然片付けを始めたとします。
でも、途中で古い手紙や雑誌を見つけてしまい、知らず知らずのうちに本来の作業から気が逸れてしまうことがあります。
集中力が持続しないために、作業が長引くと時間に見合った成果が出ないことが多いのです。
15分ごとに区切ることで、集中しやすくなります。
私が続けている語学学習も、NHKの15分ラジオ講座を利用しており、集中が切れることなく毎回しっかりと学習を終えることができます。
片付け時にはタイマーを設定して時間を管理しながら作業をすると、より集中力を高めることができます。
この方法は、作業に心理的な締め切りを設けるため、ないと仕事や学習を終えるのが難しくなります。
3.速やかに達成感を得る
日常生活では15分は長く感じることがありますが、積極的に片付けを行うと、その時間はあっという間に過ぎてしまいます。
15分間の整理整頓で、目に見える変化が実現されるため、作業を終えるたびに達成感を味わうことができます。
わずか15分で財布やバッグ、化粧ポーチを整理したり、キッチンの流しの食器を洗うことも可能です。
短時間の作業で得られるすっきり感や達成感は、モチベーション維持に非常に重要です。
断捨離に挑戦する多くの人が「終わりが見えない」と感じて挫折することがありますが、目標を「これから始める15分間の整理」と設定すれば、簡単に完了し、一つの作業が終わったと実感できます。
これは「自分ならできる」という自信に繋がり、日々の達成感が部屋の整理だけでなく、自己肯定感をも高めてくれます。
4.隙間時間を活用する
15分という短い時間は、突然の空き時間や手が空いた瞬間に活用しやすく、隙間時間を効率的に使うのに最適です。
以前は空いた時間に無意識にスマートフォンを手に取り、SNSをチェックすることが多かったですが、その時間を整理整頓にあててみてはどうでしょうか。
例えば、お湯が沸く間に小さな片付けをするのが私の日常です。
実は、日常生活の中には短いながらも活用できる空き時間がたくさんあります。
朝起きた直後、就寝前、ランチブレイク、ゴミ出しの前の15分間を整理整頓の時間として使うのがおすすめです。
5.習慣にしやすい
毎日15分の整理整頓は、多忙な人でも続けやすい時間です。
これを日々続けることで、自然と習慣になります。
無意識のうちに部屋を整えることが日常の一部となれば、散らかった部屋からの脱出が現実のものとなります。
1日15分は短いかもしれませんが、継続すれば1週間で105分、1ヶ月では450分、つまりは7時間半という時間になります。
これは一日の労働時間に匹敵する長さで、月に一度7時間半も整理整頓に時間を費やせば、どんなに乱雑な部屋も少しずつですが、確実に整っていくでしょう。
6.タスク管理がしやすくなる
毎日15分の整理整頓を習慣にすると、時間を15分単位で区切って考えるタイムマネジメントが自然と身につきます。
これは、日々のタスクを効果的に管理するのに非常に役立ちます。
タイムブロッキングは、1日を小さな時間ブロックに分け、それぞれのブロックに特定のタスクを割り当てる方法です。
私自身、すべての時間をタイムブロッキングで管理しているわけではありませんが、仕事や家事といった必要な活動にはこの方法を適用しています。
例えば、15分を使ってメールを整理したり、ブログのアイデアを練ったり、キッチンを片付けたりしています。
もし作業が1時間以上必要な場合でも、1時間15分や1時間30分といった15分単位でスケジュールを組むことがあります。
このようにすると、1日をどのように過ごすかが具体的にイメージしやすくなり、より効率的に時間を使うことができます。
15分を基本単位として時間を見積もるだけで、タスクを計画的に進めやすくなります。
7.完璧を求めなくても良い
「毎日たった15分だけ」と決めて片付けに取り組むことは、完璧主義を手放す一歩となります。
限られた時間の中でできることに集中することで、完璧でなくても良い成果が得られることを実感でき、「完璧でなくても十分」という考えが育ちます。
多くの人が片付けを後回しにする一因に、すべてを一度に完璧に整えたいという欲求があります。
ブログを通じて多くの読者との交流からも、完璧主義に囚われている人が多いことがわかりました。
私たちはしばしば、失敗や他人に劣ることを恐れ、それが他人からの評価に直結すると考えがちです。
完璧主義は時に良い結果をもたらすこともありますが、片付けの場合はしばしば逆効果になります。
一気にすべてを片付けようとすると、始めることすら難しくなることがあります。
しかし、15分の整理を通じて完璧主義を手放すことができれば、それが完全には達成できなくても、自分自身の中の完璧主義を意識することができるため、それ自体が大きな価値となります。
まとめ
この記事では、毎日15分の片付けがもたらす効果とその理由をご紹介しました。
たった15分ですが、その短い時間が大きな変化を生み出します。
長年散らかった環境に住む方も、「たった15分で何が変わるのか」と疑問に思うかもしれませんが、実際にはこの短い時間で顕著な変化が起こります。
今日から15分を活用して、年末にはすっきりとした環境を実現しましょう。