断捨離に励んでいる方々が、時折直面するのが「これ以上捨てるものがない」という壁ですね。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
私も以前、「これ以上は無理だ」と悩んだことがあります。
しかし、視点を変えてみると、意外に処分できるアイテムが見つかるものです。
この記事を通じて、「これ以上捨てるものが見つからない」と感じている方々の悩みに応えたいと思います。
この記事で明らかになること:
- より多くの不要品を見つけ出すための方法
- 「このようなものは捨てると良いですよ」という例
- それでも何も捨てられない時の対策
もっと減らす!捨てるべきものを見つけるヒント
思っている以上に、まだ捨てられるものは存在します。
ただ、そのための小さな工夫が必要になります。
これから、捨てるべきものを見つけるためのヒントをいくつかご紹介します。
これを活用して、徹底的に物を減らしてみましょう。
① 収納スペースや収納用品を減らす
- 収納場所を減らす、または小さくする
- 収納用品を処分する、または小さいものへと置き換える
これがおすすめの方法です。
その結果、必要最小限の物だけを保持することになります。
この手法は、単に不要品を見つけ出すだけでなく、将来的に物が増えることを防ぐ助けにもなります。
パーキンソンの法則をご存知ですか?
それは「与えられたスペースを最大限に使い切る」という性質を指します。
例えば、3日で完了する作業が、1週間の期限があると、ついその全期間を使ってしまう傾向があります。
収納においても同様で、多くの収納スペースがあると、必要以上に物を持ってしまう傾向があります。
結果として、片づけるどころか物が増えてしまうという皮肉な状況になりがちです。
だからこそ、収納スペースを見直し、隠れている不要品を見つけ出しましょう。
「いつか使うかも?」と残したものを処分する
実際、「いつか使うかも?」と思って取っておいた物が使われる日はほとんどありません。
以下のようなものが該当します。
- 保証書
- 予備のイヤホンキャップ
- 予備のネジや釘
- 1年以上読んでいない本
- 1年以上着ていない服
- 最後に使ったのが覚えられない食器
これらの物は、思い切って処分することをお勧めします。
意外と、これらがなくても生活に支障はありません。
スマートフォン内のデータを整理してみませんか?
物理的な断捨離だけでなく、デジタルデバイス内部の整理も非常に重要です。
例えば、私のスマートフォンには以下のアプリしか残していません。
・カメラ
・Kindle
・Chrome(ブラウザ)
・Spotify
・タイマー
・電卓
・メモ帳
・削除不可能なアプリ
その他のアプリは全て削除し、スマホをすっきりさせました。
アプリが多すぎると、必要な機能を素早く見つけられなくなることがあります。
例えばこんな時です。
「あ、野良猫!かわいい!写真を撮ろう……あれ、カメラアプリはどこに?」
「もう、猫は行ってしまった……。もっと早くカメラを起動できれば良かったのに!」
大事な瞬間にアプリをすぐに使えるように、スマホ内を整理しましょう。
また、写真やビデオファイルは毎週整理しています。
これらのファイルは非常に早く増えてしまうものです。
整理することによって得られる利点は次のとおりです。
・スマートフォンのストレージを空けることができる
・データフォルダから必要なファイルを迅速に見つけられる
「でも、旅行や家族の大切な写真は消したくないですよね?」
確かに、大事な記録は残しておきたいものです。
その場合はクラウドサービスを活用すると良いでしょう。
クラウドに保存することで、スマートフォンのストレージをほとんど使わずに済みますし、携帯料金の節約にもつながります。
iPhoneユーザーであれば、iCloudの利用が一般的ですね。
もし捨てる物が見つからない時は、まずはスマートフォン内部から整理を始めてみてはいかがでしょうか。
一度の断捨離で完全を求める必要はありません
「完璧な状態で断捨離を終えたい」と考える方も少なくないでしょう。
ですが、一度の試みで理想の状態を達成する必要は全くありません。
実際、私の経験から言うと、急ぎ過ぎるとストレスが溜まり、逆に片付けが滞ることも。
たとえば、こんな状況です。
・服が溢れている!
・読んでいない本が山積み!
ああ、なんでこんなに買ってしまったんだろう… これ、全部整理しなくちゃ…
自分を責めたり、焦りが募ると精神的にも良くありません。
ですので、少しずつ進めるのがベストです。
その後、さらに不要なものを発見したら、その都度手放すのが良いでしょう。
「服と本は、来月までに処分しよう。
少しずつ進めれば大丈夫!」
このように軽い気持ちで進めていけば十分です。
少しずつ進めることで、自然と理想的な環境が整います。
一気に全てを完璧にしようとすると、かえって遠回りになることもあるのです。
「半年間使わなかったものは手放す」というルールを設け、一区切りつけることも一つの方法です。
もう必要なものだけがあるかもしれません
「もっと減らしたいけれど、もう手放すものがない」と感じる時は、実はもう成功しているのかもしれません。
断捨離が停滞しているのではなく、必要なものだけに囲まれた理想的な状態になっているのです。
断捨離の本質は、「物を減らすこと」ではなく、「大切なものだけを残すこと」です。
無理に物を減らすと、生活が不便になることもあります。
以前、私は「服は最小限で十分」と大量に処分しましたが、これが原因で困ったことがあります。
出かける直前に、唯一の白いTシャツにコーヒーをこぼしてしまいました。
慌てて洗い、ドライヤーで乾かし、ギリギリでの外出となった経験があります。
もう少し服があれば、すぐに着替えて出かけられたのにと思いました。
過度に物を減らすことが、逆に不便を生じさせることもあるのです。
しかし、物が目について気になる方もいるでしょう。
そんな時は、一旦隠してみるのがおすすめです。
捨てる前に、一時的に隠し、その間の生活を試してみましょう。
不安や不便を感じなければ、それは手放しても大丈夫です。
私は、かつて電気スタンドとスーツをこの方法で試しました。
一ヶ月間隠して過ごした結果、どちらも必要ないと感じたので、手放すことに決めました。
このように、手元にあるもので十分な生活ができるか試してみると良いでしょう。
必要と感じたら、また戻せばいいだけです。
捨てることに固執し過ぎていませんか?
あなたは、ミニマリストを目指しているのではないでしょうか?
「物が少ない生活を望んでいるの?」と問われると、「それは違う」と答えるかもしれません。
捨てることに固執するあまり、快適さを損なうこともあります。
部屋があまりにも空っぽになると、逆に生活が窮屈に感じることも。
私自身、部屋が無機質になるのは避け、適度なインテリアを保っています。
人それぞれ心地良いと感じる量が異なりますので、自分が「もう十分だ」と感じたら、それ以上は手放さなくても良いのではないでしょうか。
真に必要かどうか、もう一度考えてみることをお勧めします。