先に結論:この7つがあれば自炊は回る(買う順番つき)
調味料を増やさずに自炊を続けたいなら、最初に「7つの基本」だけで味を組み立てられる状態を作ります。
独り暮らしの自炊は、レシピを増やすほどラクになるのではなく、迷う回数が減るほどラクになります。
「何を買う?」「どう味付けする?」「結局どれが正解?」の迷いが減ると、疲れている日でも自炊のハードルが下がります。
このページでは、買う順番まで決めて、今日からそのまま再現できる形にまとめます。
最初に覚えるのは“料理”ではなく、“味の作り方のルート”です。
7つ一覧(塩/黒胡椒/しょうゆ/白だし/お酢/片栗粉/オイル)と役割
この7つは「塩味・香り・うま味・酸味・とろみ・油分」を最小構成でそろえる組み合わせです。
いわゆる“万能調味料”を増やすより、要素を足し引きできる方が結果的に応用が効きます。
塩:下味と味の土台を作ります。
黒胡椒:香りで満足度を上げます。
しょうゆ:和の基本の塩味とうま味を担います。
白だし:時短でうま味を足します。
お酢:味を締め、さっぱり感を作ります。
片栗粉:とろみや衣で「食べごたえ」を作ります。
オイル:加熱・香り・コクを足し、ドレッシングの軸にもなります。
「味が決まらない」は、だいたい“何が足りないか分からない”が原因です。
この7つがあると、塩味・酸味・香り・とろみ・油分を順番に足して、原因を切り分けやすくなります。
さらに言うと、味付けがぶれるときは「入れる順番」が崩れていることも多いです。
先に塩味(塩・しょうゆ)で骨格を作ってから、うま味(白だし)→締め(酢)→香り(黒胡椒)→食感(片栗粉)と整えると、同じ材料でも“ちゃんと料理”になりやすいです。
月2万円想定の考え方:調味料を増やさないルール
食費を月2万円で回す前提では、買う回数と管理コストが増えるほど挫折しやすくなります。
調味料が増えると、1回の料理が少しラクになる代わりに、日々の片付けや保管でじわじわ疲れます。
特に独り暮らしは「使う量が少ない」ので、味は便利でも、最後まで使い切れずに捨てる確率が上がります。
調味料は「使う頻度が高いものだけ」に限定します。
代替できるものは、最初から買わずに「混ぜて作る」を先に覚えます。
使い切れない容量は避け、最初は小さめを選びます。
置き場所を固定して、探す時間をゼロにします。
“増やさないルール”の合図はシンプルです。
「買う前に、7つで作れないか1回だけ考える」「月1回しか使わないなら買わない」を最初に決めておきます。
追加で効くルールは、「用途が1つしかない調味料は後回し」です。
逆に、しょうゆ・白だし・酢のように、同じ一本で複数の料理に跨れるものは“買っても疲れにくい”側です。
砂糖・みりん・酒を持たない理由と、困らない代替方針
砂糖・みりん・酒は料理の幅を広げますが、初心者の最初の段階では「買うほど迷い」が増えます。
特に砂糖は、入れどころが分からないまま“とりあえず足す”になりやすく、味の正解が見えにくくなります。
甘みが必要な日は、まずは「減らす・焦がす・香りを足す」で満足度を上げます。
例えば、しょうゆを軽く煮詰める、黒胡椒で香りを立てる、酢で締める、だけでも“物足りなさ”がかなり減ります。
どうしても甘みが欲しい場合は、例外として小容量の砂糖を買い足しても構いません。
ただし、追加するときは「使う場面を1つ決める」と増えすぎません。
みりん・酒の役割は、白だしとしょうゆの組み合わせと、加熱で代替できる場面が多いです。
「持たない」=我慢ではなく、「迷わない」ための設計です。
困ったときは、白だしでうま味を足し、酢で締め、黒胡椒で香りを作ると、砂糖がなくても満足しやすくなります。
独り暮らしで「調味料を増やすほど疲れる」理由
調味料が増えると、料理そのものよりも「管理」が重くなります。
味付けの選択肢が増えるほど、脳内の“選ぶコスト”が積み上がり、疲れた日に自炊が止まりやすくなります。
しかも、選択肢が増えると「使い切れない罪悪感」まで一緒に増えます。
使い切れない・置き場所がない・管理が増える(ありがちな失敗)
独り暮らしは一回の使用量が少ないので、開封後に風味が落ちる前に使い切れないことが多いです。
ボトルが増えるほど冷蔵庫や棚が散らかり、探す時間が増えます。
賞味期限や残量を気にし始めると、自炊のハードルが上がります。
さらに「これ、冷蔵?常温?」「開けたのいつだっけ?」が増えると、料理する前に疲れます。
“どこに置くか”を考えるだけで面倒になると、自炊は負けやすいです。
だから最初は、調味料を“増やす前”に、7つで回す型を作っておくのが結局いちばんラクです。
味付けは“型”で作れる:塩味/酸味/香り/とろみ/油分の分解
味付けを要素に分解すると、調味料の種類が少なくても組み立てられます。
塩味は塩としょうゆで作れます。
酸味はお酢で作れます。
香りは黒胡椒で作れます。
とろみは片栗粉で作れます。
油分はオイルで作れます。
うま味は白だしとしょうゆで作れます。
この“要素の見取り図”を頭に入れると、味が薄いのか、ぼやけているのか、締まっていないのかが判断しやすくなります。
判断できるようになると、調味料の種類を増やさなくても、料理がちゃんと前に進みます。
そして一番大事なのは、「足りない要素を1つだけ足す」という動きができることです。
足りないのに全部足すと迷いが増えるので、1手ずつで十分です。
基本調味料7つ:選び方・使い回し・失敗回避(ここが本編)
ここからは各調味料ごとに「選び方・使い回し・失敗回避」をセットで押さえます。
読みながら全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは“よく作る1品”に合わせて、各項目の「使い回し例」を1つだけ試してみるのが最短です。
続けるコツは、「今日の自分ができる1つだけ」を選ぶことです。
塩:1本で十分な選び方と万能の使い方
塩は「迷ったらこれに戻る」土台なので、まずは扱いやすいものを1つ決めます。
最初の1本は、細かい粒の食塩か、料理用として使いやすい塩を選びます。
岩塩などの粒が大きいものは、独り暮らしの最初は使いどころが限られます。
使い回しは「下味」「茹でる湯」「仕上げ」の3つで考えます。
使い回し例:肉や魚に薄く振ってから焼きます。
使い回し例:野菜を茹でる湯に少量入れて味を立てます。
使い回し例:最後にひとつまみ足して味を締めます。
失敗しやすいのは「最初から入れすぎる」ことです。
回避策として、下味は薄めにして、最後に調整する順番にします。
もう一つの失敗は、塩の粒の大きさが違うのに“同じひとつまみ”で入れてしまうことです。
塩を変えた日は、同じ感覚で入れず、少量から足すクセを付けます。
もう一点、塩は“溶けるまでに時間差”があります。
入れた直後に味見して足すと過剰になりやすいので、少し混ぜてから判断します。
黒胡椒:香りで満足度を上げる(かけどきのコツ)
黒胡椒は香りの調味料なので、塩味を増やさずに満足度を上げられます。
最初の1本は、挽く手間が少ないミル付きか、あらびきタイプが扱いやすいです。
使い回しは「焼き」「スープ」「サラダ」に強いです。
使い回し例:炒め物の最後に振って香りを立てます。
使い回し例:スープに少量入れて風味を足します。
使い回し例:オイルと塩に黒胡椒を足して簡単ドレッシングにします。
失敗しやすいのは「加熱しすぎて香りが飛ぶ」ことです。
回避策として、仕上げに振る比率を増やします。
もう一つのコツは、黒胡椒を“多めに感じる直前”で止めることです。
香りが立つと、味が薄めでも満足できるので、結果的に塩分を増やしにくくなります。
黒胡椒は「足りないときに足す」より、「最後に必ず少し入れる」にすると、味が安定しやすいです。
しょうゆ:和の基礎を作る(減塩との付き合い方も)
しょうゆは塩味とうま味が同時に入るので、少量でも味が決まりやすいです。
最初の1本は、汎用性の高い濃口しょうゆを選ぶと迷いません。
容量は小さめから始めると、風味が落ちる前に使い切りやすいです。
使い回しは「炒め」「和える」「漬ける」の3つで回せます。
使い回し例:野菜炒めの仕上げに鍋肌から回しかけます。
使い回し例:納豆や冷奴など、火を使わない一品に使います。
使い回し例:しょうゆ+水で簡易の漬け汁を作って浅漬けにします。
失敗しやすいのは「煮詰めてしょっぱくなる」ことです。
回避策として、煮物は最後にしょうゆを足して香りと塩味を調整します。
減塩しょうゆを使う場合は、味が薄く感じて“量を増やす”方向に行きやすいので注意します。
量を増やす前に、白だしでうま味を足す、黒胡椒で香りを足す、酢で締める、の順に試すとバランスが崩れにくいです。
しょうゆは“香り”も大事なので、入れる場所も効きます。
鍋肌に沿わせて入れると香りが立ち、少量でも満足しやすくなります。
白だし:時短の要(薄め方・塩分・合う料理)
白だしは「うま味+塩味」がまとまっているので、初心者の時短に強いです。
最初の1本は、使う料理が多いなら汎用の白だしを選びます。
塩分が気になる人は、薄めて使う前提で量を調整します。
使い回しは「汁物」「卵」「炊き・煮」の3つが鉄板です。
使い回し例:水で薄めて、具を入れるだけのスープにします。
使い回し例:卵焼きや茶碗蒸しの味付けに使います。
使い回し例:鍋に白だし+水でベースを作って、野菜を煮ます。
失敗しやすいのは「濃度が分からず味が濃くなる」ことです。
回避策として、最初は薄めに作って、しょうゆや塩で最後に微調整します。
白だしは便利なぶん、入れすぎると“どれも同じ味”になりがちです。
毎回味が似てきたら、白だしを減らして、酢で締めるか、黒胡椒で香りを足す方向に寄せると、少ない調味料でも飽きにくくなります。
白だしは“スープの逃げ道”として強いので、疲れた日は「白だし+水+冷凍野菜」だけでも十分です。
そこに卵を落とすと、満足度が一段上がります。
お酢:味が締まる・保存にも使える(むせない配合のコツ)
お酢は酸味で味を締められるので、少ない食材でも“料理っぽさ”が出ます。
最初の1本は、用途が広い穀物酢か米酢が扱いやすいです。
使い回しは「和え」「漬け」「タレ」の3つで回せます。
使い回し例:きゅうりやわかめを酢の物にします。
使い回し例:しょうゆ+酢で浅い漬けダレを作って肉を漬けます。
使い回し例:しょうゆ+酢で簡易ポン酢を作ります。
失敗しやすいのは「酸味が立ちすぎて食べづらい」ことです。
回避策として、最初は少量から足して、油分やうま味で丸めます。
酸味を足すタイミングは“最後”が基本です。
最初から入れると酸味が飛ぶこともありますが、初心者のうちは、まずは最後に少量入れて「締まった感」を覚える方が失敗が少ないです。
酢は少量でも効くので、「小さじ半分→味見→追加」くらいで十分です。
片栗粉:とろみ・衣・水分コントロール(ダマ回避)
片栗粉は“とろみ”と“衣”で食べごたえを作れるので、節約自炊の味方です。
最初の1袋は、小さめで十分です。
使い回しは「とろみ」「揚げ焼き」「水分調整」の3つで回せます。
使い回し例:スープやあんかけにとろみを付けます。
使い回し例:鶏肉に薄くまぶして揚げ焼きにします。
使い回し例:水気の多い炒め物をまとめるために最後に少量入れます。
失敗しやすいのは「ダマになる」ことです。
回避策として、片栗粉は必ず水で溶いてから入れて、入れたらすぐ混ぜます。
もう一つの失敗は、とろみを付けた後に強火で煮続けて、とろみが弱くなることです。
とろみを付けたら、必要以上に煮立てず、火を少し弱めて仕上げると安定します。
とろみは“味が薄いのに満足できない”ときにも効きます。
口当たりが変わるので、塩を足さなくても満足しやすくなります。
オイル:1本に絞るならどう選ぶ?(加熱/香り/酸化)
オイルは加熱にも非加熱にも使うので、1本に絞るなら“用途の広さ”を優先します。
最初の1本は、クセが少なく加熱にも向く油を選ぶと失敗が少ないです。
香りの強いオイルは、慣れてから足すほうが使い切れます。
使い回しは「炒め」「焼き」「和える」の3つで回せます。
使い回し例:野菜炒めの油として使います。
使い回し例:フライパンで肉や魚を焼くときに使います。
使い回し例:塩と混ぜて簡単ドレッシングにします。
失敗しやすいのは「酸化して風味が落ちる」ことです。
回避策として、コンロ横に置かず、直射日光を避け、開封後は早めに使い切ります。
さらに、オイルは“入れすぎると重い”ので、最初は控えめにして、必要なら最後に少量足す方がバランスが取りやすいです。
「炒めるための油」と「食べるための油」を同じ一本で回すなら、クセが少ないものが扱いやすいです。
7つを“同時に使う”基本パターン(例:炒める→仕上げる→とろみ)
7つは単体で使うより、「順番」を決めると一気に迷いが減ります。
基本は、オイルで炒めて、塩で下味を作り、しょうゆで香りを足して、必要なら白だしでうま味を足します。
味がぼやけたらお酢を少量入れて締めます。
食べごたえが欲しければ、最後に片栗粉でとろみを付けます。
仕上げに黒胡椒を振ると、塩を足さずに満足度が上がります。
“味が薄い”ときは塩味、“味がぼやける”ときは酸味、“物足りない”ときは香りかとろみ、という順番で点検すると早いです。
迷ったら、足すのは一回に一つだけにすると、味が迷子になりにくいです。
代替テクニック:買わなくても作れる味(配合の目安)
ここでは「買う前に作る」を徹底して、調味料の増殖を止めます。
配合はあくまで目安です。
最初は薄めに作って、足し算で調整すると失敗しにくいです。
同じ配合でも、食材の塩分や水分で体感が変わるので「味見して整える」を前提にします。
醤油×白だしで「簡易めんつゆ」(目安配合/合う料理/濃さ調整)
めんつゆは便利ですが、白だしとしょうゆがあれば“それっぽい味”を作れます。
目安は、水大さじ3に対して白だし大さじ1、しょうゆ小さじ1から始めます。
濃ければ水を足し、物足りなければ白だしを少量足します。
合う料理は、うどんのかけ汁、温野菜のつけ汁、卵とじの味付けです。
冷たい麺に使うなら少し濃いめ、温かい汁にするなら少し薄いめ、のように使い方で調整します。
“めんつゆっぽさ”が欲しい日は、しょうゆを少しだけ増やすより、白だしを少し増やした方が近づきやすいです。
醤油×酢で「簡易ポン酢」(目安配合/香り足しの考え方)
ポン酢も買わずに、しょうゆと酢でスタートできます。
目安は、しょうゆ大さじ1に対して酢大さじ1で、まずは1:1にします。
酸味が強ければしょうゆを少し足して丸めます。
香りが欲しい日は、黒胡椒を少量足して“香りの出口”を作ります。
合う料理は、冷しゃぶ、焼き魚、蒸し野菜です。
ポン酢風のタレは、食材が淡泊なほど効くので、野菜や豆腐のような“味が乗りにくい”ものに特に向きます。
油が少ない料理ほど酸味が立つので、重く感じる日は、オイルをほんの少し足して丸めてもOKです。
オイル×塩で「簡易ドレッシング」(分離しにくい混ぜ方)
ドレッシングは種類が増えやすいので、最初はオイルと塩で固定します。
目安は、オイル大さじ1に対して塩ひとつまみから始めます。
分離しにくくするには、塩を先に少量の水に溶かしてからオイルを加えます。
黒胡椒を足すと香りが立って満足度が上がります。
ドレッシングに“締まり”が欲しい日は、お酢を数滴だけ足すと一気に食べやすくなります。
サラダが続かない人は、いきなり凝らずに「オイル+塩+黒胡椒」だけで十分です。
“甘みが欲しい日”の落としどころ(砂糖なし運用の考え方)
甘みは「必須」ではなく「好みの調整」なので、まずは砂糖なしで回してみます。
照りが欲しい日は、火を少し強めてしょうゆを軽く煮詰めると甘みがなくても“それっぽさ”が出ます。
酸味を少量入れて味を締めると、甘みがなくても満足しやすくなります。
どうしても甘い味が恋しい日は、例外として砂糖を小容量で追加しても良いです。
砂糖を買い足す場合も、いきなりレシピどおりに入れず、少量から足して自分の“ちょうど良い”を作ります。
砂糖を入れる日は、逆に塩分も上がりやすいので、しょうゆを足す前に味見するクセを付けます。
これだけ覚えればOK:自炊の時短ルーティン
料理の正解を増やすより、同じ流れで回せる“型”を作ります。
「平日は最短」「休みの日に少し整える」だけでも、続けやすさが大きく変わります。
続ける人は、だいたい“毎回同じ段取り”を持っています。
1週間の回し方(下味→焼く/炒める→汁物→残り物アレンジ)
平日は、下味をして焼くか炒めるだけで成立する形に寄せます。
週のどこかで、白だしのスープを作っておくと、疲れた日に助かります。
余った具材は、翌日に酢で和えて別メニューにすると飽きにくいです。
同じ食材でも、炒め物→スープ→和え物の順に形を変えると、調味料を増やさずに変化が出ます。
忙しい週は「炒め物2回・スープ2回・和え物1回」くらいのざっくり配分でも十分です。
よく作る料理別:7つの使い回し早見(炒め物/煮物/スープ/和え物)
料理別に「最初に入れるもの」と「最後に入れるもの」を決めると迷いが減ります。
- 炒め物:オイル→塩→しょうゆ(仕上げ)→黒胡椒。
- 煮物:白だし(薄め)→具→最後にしょうゆで調整。
- スープ:白だし(薄め)→具→塩で調整→黒胡椒。
- 和え物:塩(少量)→酢→オイル→黒胡椒。
「炒め物だけ」「スープだけ」になりがちな人ほど、和え物を1つ挟むと飽きにくくなります。
和え物は火を使わないので、疲れている日でも成功しやすいのもメリットです。
もう少しだけ手を抜きたい日は、和え物を“袋のまま混ぜる”でもOKです。
洗い物と手間を減らす小ワザ(味付けの順番・入れどき)
味付けのボウルを増やすと洗い物が増えるので、フライパンの中で完結させます。
しょうゆは鍋肌から入れると香りが立ちやすいです。
片栗粉のとろみは水溶きにしてから入れると失敗が減ります。
分量で迷ったときは、同一ホスト内の目安記事(例:カレーライスのご飯は何g?1人前の目安)のように“基準値”を持つと自炊が安定します。
さらに、味付けは「下味は薄め」「仕上げで整える」を徹底すると、失敗しても戻せます。
失敗しそうなときほど、最後の一手(酢・黒胡椒・とろみ)で整える余地を残します。
味見は“毎回完璧に”じゃなくていいので、少なくとも最後に一回だけ味見する、を習慣にすると安定します。
買い物と管理:月2万円想定の「増やさない」運用ルール
節約のコツは、安い食材を探すより「迷いとムダ買い」を減らすことです。
調味料は一度揃えると長く使えますが、増やすと“使い切れない在庫”になりやすいので、最初の設計が重要です。
買い物は「何を買うか」より、「何を買わないか」を決めると強いです。
初回に揃える優先順位(まず3つ→次に2つ→最後に2つ)
最初の買い物は、料理が成立する順番で揃えます。
- まず3つ:塩/しょうゆ/オイル。
- 次に2つ:白だし/黒胡椒。
- 最後に2つ:お酢/片栗粉。
「まず3つ」だけでも、炒め物と簡単な和え物が成立します。
そこに白だしが入ると、スープと煮物が一気にラクになります。
初回は全部を完璧に揃えなくても大丈夫です。
まず3つで2回自炊して、続けられそうなら次の2つに進む、くらいのペースで十分です。
買い足し判断:頻度×汎用性×保存性で決める
買い足す前に「それは7つで代替できないか」を一度考えます。
週に1回以上使うなら、買い足しても管理の負担が増えにくいです。
月に1回しか使わないなら、代替か外食で済ませたほうがラクです。
迷ったときの判断基準は、用途が“1つだけ”の調味料ほど後回しにすることです。
逆に、使い回しが増えるほど、買っても疲れにくいです。
もし買い足した結果、使わないまま1か月が過ぎたら、次の買い足しは一旦止めます。
保管の基本(常温/冷蔵の目安、開封後の扱い、油の酸化対策)
保管場所を固定すると、探すストレスが消えます。
しょうゆや白だしは開封後の扱いを気にしやすいので、冷蔵庫の定位置に置きます。
オイルは直射日光と高温を避けて、酸化を遅らせます。
定位置は、使う場所の近くに1か所だけ作ると、戻すのが習慣になります。
「使ったら戻す」ができるだけで、キッチンが散らかりにくくなり、自炊の心理的ハードルが下がります。
“定位置”は「取り出しやすい」より「戻しやすい」を優先すると続きます。
使い切りのコツ(容量選び/定番メニュー化/置き場所固定)
小容量を選ぶと、風味が落ちる前に使い切りやすいです。
定番メニューを数個だけ決めて、同じ調味料を繰り返し使います。
置き場所を動かさないと、買い忘れや二重買いが減ります。
使い切りが難しいと感じたら、まずは“週に1回必ず使う用途”を作ります。
例えば、週1回はドレッシングを自作する、週1回は白だしスープを作る、のように軽いルールを置くと自然に減っていきます。
「余ったから使う」ではなく「使う日を決める」と、勝手に減っていきます。
よくある質問(FAQ)
最後に、独り暮らしの自炊でつまずきやすい疑問をまとめます。
砂糖なしだと物足りない?どこで調整する?
まずは黒胡椒の香りと、酢の少量追加で“締まり”を作ると満足しやすいです。
それでも足りない日は、例外として小容量の砂糖を足して運用しても構いません。
砂糖を入れる場合は、いきなり多く入れず、少量から足して「自分に合う甘さ」を探します。
甘みを足す日は、しょうゆを足す前に一度味見して、塩分過多を避けると失敗が減ります。
白だしが合わない/しょっぱい時はどうする?
白だしは薄めにして、しょうゆや塩で最後に調整すると失敗しにくいです。
塩分が気になる場合は、白だしの量を減らして、うま味は具材側で補う意識にします。
具材を先にしっかり加熱して香りを出すと、薄めでも満足しやすいです。
「しょっぱい」と感じたら、すぐに白だしを足さず、水を少し足してから、最後に整える方が戻しやすいです。
油は結局どれが無難?1本主義の選び方
1本に絞るなら、クセが少なく加熱にも使えるものを優先すると外しにくいです。
香りの強い油は、慣れてから2本目として足すほうが使い切れます。
使い方の比率が「炒めが多い」なら加熱向き、「サラダが多い」なら非加熱の使いやすさ、のように生活に合わせて選ぶと続きます。
油は“足りないときに足す”より、“最初に少なめ”が基本です。
調味料を増やしていい例外はある?(次に足すなら何)
次に足すなら、用途がはっきりしていて被りが少ないものを選びます。
市販ソースの違いに迷いやすい人は、比較の考え方を先に知ると買い物がラクになるので、例としてサウザンドソースとオーロラソースの違いのような比較記事を見て判断基準を作るのも手です。
中華風の味が欲しい人は、専用調味料を増やす前に“代替の型”を知ると失敗が減るので、例としてウェイパァー切らしても慌てない!台所の定番で“中華だし”の旨みのような代用記事を参照してから追加を検討します。
例外を増やすときも、まずは「週1回以上使うか」を基準にすると、調味料が増えすぎません。
買い足すなら、1本ずつ、1週間使ってみてから次に進むと失敗が減ります。
まとめ:7つに絞ると料理が続く(今日やることチェック)
最小構成で回せるようになると、献立よりも「続ける仕組み」が先に安定します。
完璧を目指すより、失敗しても戻れる“型”を持っている方が、独り暮らしの自炊は続きます。
「今日は疲れているから無理」になりそうな日でも、7つのどれか1つだけ使えばいい、と思えると継続しやすくなります。
今日買うもの・今夜試す味付け(最小ステップ)
今日やることは、まず塩・しょうゆ・オイルの3つを揃えて、炒め物を1回作るだけで十分です。
最初の一品は、肉か卵と、冷凍野菜でもOKです。
「オイル→塩→しょうゆ(仕上げ)→黒胡椒」の順番で、味の流れを体に覚えさせます。
次に白だしを足して、スープを1回作ると「疲れた日の逃げ道」ができます。
最後にお酢と片栗粉を足すと、和え物ととろみ料理が増えて飽きにくくなります。
今日のチェックは3つだけで十分です。
- 調味料を増やさない
- 最後に味見を1回する
- 迷ったら順番で点検する
続けるコツ:増やさない/迷わない/同じ型で回す
続けるコツは、調味料を増やさず、同じ順番で味を作り、迷う回数を減らすことです。
迷ったら「塩味→うま味→酸味→香り→とろみ」の順に点検します。
7つで困る場面が出てきたら、そのとき初めて「例外の1本」を足せば十分です。
料理が続くほど、食費も時間も自然に安定していきます。
