5インチは何センチ?まずは数字でスッキリ理解しよう
5インチは約12.7cmです。ここだけ覚えておけば、子どもに聞かれたときも安心して答えられます。この記事では、数字だけでなく、家にある物でのたとえや、覚え方、よくある疑問までやさしくまとめます。
1インチ=2.54cmという基本ルール
インチは長さの単位で、主に英語圏で使われています。基本の変換は「1インチ=2.54cm」。この数字を土台にすれば、何インチでもセンチに直せます。計算は「インチ数×2.54」。たとえば2インチは2×2.54=約5.08cm、5インチは5×2.54=約12.7cmです。
この2.54という数字は、国際的に決められた「1インチの長さ」です。昔は国や分野で少し差がありましたが、今は多くの場面で2.54cmに統一されています。
5インチ=12.7cmってどのくらい?身近なものと比較
数字だけではイメージがつきにくいので、家にある物で比べてみます。
- はがきの短い辺(約10cm)より少し長い
- 500円玉を縦に並べて2枚強(500円玉の直径は約2.6cm)
- のり(スティックのり)の長さに少し足す感じ(商品により差あり)
- 保育園〜低学年の子の手のひらの幅より少し長め(個人差あり)
このように、5インチは「片手で扱えるけれど、存在感はある」くらいの長さです。
よくある質問:小数点は四捨五入してもいい?
場面によります。工作や家の中の目安なら、12.7cmを12.5cmや13cmといった丸い数字にしても困らないことが多いです。正確さが必要な場合は12.7cmのまま扱い、必要に応じてミリ(127mm)で考えるとズレにくくなります。
身近な物でイメージする「5インチ」サイズ感
家の中の物でサイズ感をつかむと、子どもにも説明しやすくなります。キッチン・リビング・学用品からイメージを集めました。
文房具や本、スマホで比べると?
- 鉛筆:一般的な鉛筆は約17〜19cm。5インチ(約12.7cm)は鉛筆より短い。
- 15cm定規:5インチは15cm定規より少し短い。定規の0〜12.7cmまでを指で示すと伝わりやすい。
- 文庫本:文庫の縦は約15cm。5インチはそれより少し短い長さ。
- スマホ:最近のスマホ画面は6インチ台が多め。5インチはひと昔前の小さめスマホの画面サイズ感に近い。
「定規の“13cm手前まで”くらいだよ」と言うと、子どもは一気にイメージできます。
子どもの靴や手のひらと比べてみよう
- 靴:園児〜低学年の靴サイズはおよそ16〜21cm。5インチ(約12.7cm)は、それより少し短い長さ。
- 手のひら:年齢によって差がありますが、園児の手のひらの幅はだいたい6〜7cm。5インチはその約2倍弱。
- 積み木:立方体の積み木が1辺4cmなら、縦に3つ並べて12cm、少し足すと5インチに近い。
実際に並べたり、定規で区切って見せたりする「見える化」が一番の近道です。
よくある質問:縦横どっちの長さで考える?
物の「長さ」として話すときは、縦・横・高さのどれでも使われます。画面サイズのように「対角線」で測る分野もあるので、何を測っているのかを先に確認すると迷いません。
インチとセンチの違いをやさしく解説
「インチ」と「センチ」は単位の名前が違うだけで、どちらも長さを表します。使われる場所や歴史が少し違います。
海外と日本で単位が違う理由
インチは主にアメリカやイギリスなどで使われてきた単位です。日本はメートル法を使うので、日常ではセンチやメートルが基本です。国や分野によって慣れた単位があるため、いまも両方が生きています。
日常でインチ表記を見かける場面とは?
- テレビ・パソコン・スマホの画面サイズ(対角線で表すのが一般的)
- 自転車やベビーカーのタイヤ径
- 水道管やネジなど一部の部品規格
暮らしのなかでも、とくに「画面」と「丸い物の直径」で見かける機会が多いです。
よくある質問:同じインチでもサイズが違うのはなぜ?
画面サイズの「5インチ」は対角線の長さです。縦横の比(アスペクト比)が違うと、同じ5インチでも縦や横の長さが変わります。また、ベゼル(ふち)の太さが違うと、外形の大きさも変わって見えます。
インチをセンチに変換する方法【早見表付き】
基本は「インチ×2.54=cm」。暗算のコツ、家にある物での測り方、そして5インチを中心にした早見表を用意しました。
簡単に覚えられる計算式
- まずは公式:「cm=インチ×2.54」。
- 暗算の近道:2.5をかけて、最後に少し足す。たとえば5×2.5=12.5、そこに0.04×5=0.2を足して12.7。
- mmで考える:1cm=10mm。5インチ=127mm。ミリに直すと細かい場面で便利です。
子どもには「2.5をかけて、ちょっと足す」と伝えると覚えやすくなります。
家にあるもので測れる?便利な換算ツールも紹介
- 定規・メジャー:15cm定規が1本あれば、5インチの長さ(12.7cm)がすぐ示せます。
- A4コピー用紙:長辺は約29.7cm、短辺は約21cm。半分・三つ折りでおおまかな長さの目安が作れます。
- 硬貨:100円玉の直径は約2.2cm、500円玉は約2.6cm。5インチは500円玉を約2枚強並べた長さ。
- スマホの電卓:インチ×2.54と入力するだけで換算可能。単位変換アプリも便利です。
測る目的がざっくりか、ぴったりかで道具を選ぶとストレスが減ります。
早見表(1〜10インチ+関連サイズ)
| インチ | センチ(cm) | ミリ(mm) |
|---|---|---|
| 1 | 2.54 | 25.4 |
| 2 | 5.08 | 50.8 |
| 3 | 7.62 | 76.2 |
| 4 | 10.16 | 101.6 |
| 5 | 12.70 | 127.0 |
| 6 | 15.24 | 152.4 |
| 7 | 17.78 | 177.8 |
| 8 | 20.32 | 203.2 |
| 9 | 22.86 | 228.6 |
| 10 | 25.40 | 254.0 |
| 12 | 30.48 | 304.8 |
| 14 | 35.56 | 355.6 |
| 15.6 | 39.62 | 396.2 |
| 24 | 60.96 | 609.6 |
値は四捨五入の影響で小数第3位以降が省かれている場合があります。細かい作業ではミリ単位で確認しましょう。
よくある質問:小数のcmをmmに直すときのコツは?
小数をそのまま10倍するとmmになります。たとえば12.7cmなら127mm、15.24cmなら152.4mmです。電卓の「×10」を使えば迷いません。
5インチってどんな場面で使われているの?
5インチは、デジタル機器や部品の世界で登場しやすいサイズです。どんな場面で見かけるかをまとめます。
スマホやモニターなどデジタル機器の場合
- スマホ画面:かつては5インチ前後の機種が多く、片手操作しやすいサイズとして人気でした。
- 小型モニター・電子工作:小さな表示器やラズベリーパイ向けディスプレイに5インチが使われることがあります。
- カーナビやメーター:車載機器でも5インチ級のパネルが採用されることがあります。
画面サイズは「対角線」の長さで表すのが一般的です。同じ5インチでも縦横比やふちの太さで、見た目の大きさは変わります。
昔と今のサイズトレンドの違い
- スマホ:昔は4〜5インチが主流、今は6インチ台が中心。
- タブレット:7〜8インチの小型タブレットが、読書やメモに好まれます。
- テレビ:リビング向けは40インチ以上が一般的ですが、キッチンや個室用に小型もあります。
流行や用途で「ちょうどいい」は変わります。手の大きさや使用場所に合わせて、数字だけでなく持ちやすさも比べると満足度が上がります。
よくある質問:画面のインチはどこを測っている?
画面の対角線です。左下の角から右上の角へ、斜めに測った長さが「○インチ」です。外枠(ベゼル)は含みません。
まとめ|5インチ=12.7cmは「ちょうどいいサイズ」
5インチは約12.7cm。定規で示すなら、0から12.7cmの位置までです。はがきや文庫本、硬貨など、家にある物で置き換えると、子どもにも伝わりやすくなります。
数字と感覚をセットで覚えると、ほかのサイズにも応用できます。たとえば「2.5をかけて、少し足す」というコツを使えば、6インチや8インチもすぐ計算できます。画面サイズについて話すときは「対角線」であることを一言そえると、誤解が減ります。
数字と感覚の両方で覚えておこう
- 公式:cm=インチ×2.54
- 5インチ=約12.7cm=127mm
- 家の物でのたとえを1つ用意(はがき短辺より少し長い など)
他のサイズも気になったら比較してみよう
- 4インチ=約10.16cm、6インチ=約15.24cm、8インチ=約20.32cm
- 画面は対角線表記。縦横比が違うと見た目が変わる
- 迷ったら定規・メジャー・換算アプリで確認
よくある質問:他のサイズ(4/6/8インチ)もすぐ換算できる?
できます。たとえば6インチは6×2.54=15.24cm、8インチは8×2.54=20.32cm。暗算では2.5をかけて、最後に0.04×インチ数を足します。

