引っ越し後にカーテンの長さが合わないとき、最初に確認すること
引っ越しをすると、前の家で使っていたカーテンの長さが合わないことがあります。窓の高さやレールの位置が少し違うだけでも、思った以上に見え方が変わるものです。長すぎて床に当たったり、短すぎて窓の下が見えたりすると、部屋がまとまらず落ち着かないですよね。さらに、床にすれるとほこりが付きやすくなったり、踏んで引っ張ってしまったりして、地味にストレスになります。
ただ、いきなり直そうとすると失敗しやすいです。たとえば「とりあえず折る」「適当に留める」とやってしまうと、左右で高さがズレたり、洗濯したらはがれたりすることがあります。まずは「どこが合っていないのか」と「どれくらいにしたいのか」を決めると、後の作業がラクになります。先にゴールがはっきりしていれば、100円グッズでもムダ買いを減らしやすいです。
どこが気になる?(長すぎ/短すぎ/床すれ)
最初に、困っているポイントをはっきりさせます。
- 長すぎて床にすれる(ほこりが付きやすい、踏みやすい)
- 少し長い(見た目がだらんとする)
- 短すぎる(光が入りすぎる、外から見えやすい)
- 左右で長さが違う(斜めに見える)
「長すぎる」の中でも、床にしっかり付いて裾がたまりやすいのか、ほんの少し触れる程度で歩くたびにすれるのかで、合う方法が変わります。たとえば前者なら「しっかり上げる」工夫が必要になり、後者なら数センチだけ調整するだけで十分なこともあります。
測り方の基本(レール・フック位置・床まで)
カーテンの長さは、ざっくり測るとズレやすいです。次の流れで測ると安心です。
- どのレールに掛けるか決める(手前か奥か)
- カーテンフックを掛ける位置を確認する
- レールの下から、床までの長さを測る
カーテンは、フックの位置で見える長さが変わります。同じカーテンでも、数センチ違うだけで「床にすれる」「ちょうど良い」に分かれることがあります。まずは「今のフック位置」で掛けた状態を基準にして、どれくらい直したいかを考えると分かりやすいです。できればメジャーで、今の長さと理想の長さの差をざっくりでも書いておくと、後の作業で迷いにくくなります。
目標の長さを決める(見た目/光/掃除のしやすさ)
目標の長さは、部屋で何を優先するかで変わります。
- 掃除をラクにしたい:床から少し上で止める
- すきま風や光を減らしたい:床に近い長さにする
- 見た目をすっきりさせたい:窓枠や床とのバランスを見る
「床にすれるのがイヤ」「短すぎるのが不安」など、気になる点を1つ決めるだけでも、方法を選びやすくなります。たとえば「掃除をラクにしたい」「外から見えにくくしたい」のように、目的を短い言葉でメモしておくと、調整幅の目安も決めやすいです。
100円グッズで「切らずに合わせる」全体像
カーテンは、切ったり縫ったりしなくても、100円グッズで長さを合わせられます。大きく分けると、やり方は3つです。
- フックで上げる(いちばん手軽)
- マジックテープで折り返す(細かく調整しやすい)
- クリップで留める(試しや仮の調整向き)
迷ったら、まずフックで上げる方法を試すのがおすすめです。道具が少なくて手早くでき、合わなければすぐ元に戻せるので、最初の一歩として安心です。それで足りないときに、マジックテープで折り返す方法やクリップで留める方法を考えるとムダが少ないです。先にフックで「どれくらい上げたいか」の感覚をつかんでおくと、次の調整も決めやすくなります。
まずはこれ:フックで上げる→次にテープ→最後にクリップ
最短で整えたいなら、この順番がラクです。
- フック:見た目が自然で、外しやすい
- テープ:折り返して短くでき、調整幅が広い
- クリップ:とにかく簡単だが、目立つことがある
「どれが正解」というより、あなたのカーテンの重さや、洗濯の回数に合う方法を選ぶのがポイントです。たとえば重い遮光カーテンなら安定しやすい方法を選び、よく洗うなら付け外しが簡単な方法を優先すると、あとで困りにくくなります。
よく使う100円グッズ(フック/マジックテープ/クリップ)
100円ショップで見つけやすいのは、次の3つです。
- アジャスターフック(高さを変えられるフック)
- マジックテープ(貼って止めるタイプ)
- カーテンクリップ(挟んで留めるタイプ)
お店によって名前が少し違うこともありますが、「カーテン」「フック」「テープ」「クリップ」のコーナーを見ればだいたい見つかります。もし見当たらないときは、収納用品や洗濯グッズの近くに置かれていることもあるので、売り場を少し広めに探すと見つけやすいです。
選び方のコツ(厚地・レース・重さ・洗濯頻度)
同じ方法でも、カーテンの種類で向き不向きがあります。
- 厚地(遮光など):重いので、留め具が弱いとズレやすい
- レース:軽いが、折り返しの線が目立つことがある
- 洗濯が多い:貼るタイプは、はがれやすさも見る
まずは「重いか軽いか」と「よく洗うかどうか」を考えると、失敗が減ります。重いカーテンほど留め方が弱いとズレやすいので、まずは安定を優先し、落ちにくい形を選ぶのが安心です。反対に軽いレースなら調整はしやすいですが、折り返しの線や留め具が透けて見えることもあるので、見え方もチェックすると良いです。洗濯が多いなら付け外しの手間も含めて選ぶと続けやすく、貼るタイプを使う場合は「貼り直しが必要になりそうか」も一緒に考えると迷いにくいです。
方法別に解説:フックで長さを合わせる
フックで調整する方法は、見た目が自然で、やり直しもしやすいです。カーテンを切ったり縫ったりしないので、失敗しても元に戻しやすく、気軽に試せます。引っ越し直後に「とりあえず整えたい」ときにも向きますし、まず数センチだけ上げて様子を見る、といった使い方もしやすいです。
こんな人に向く(とにかく手早く/見た目重視)
次のどれかに当てはまるなら、まずフックを試すのが合います。
- できるだけ簡単に終わらせたい
- 縫うのは苦手
- 折り返しの段差を見せたくない
- カーテンをよく洗う
フックの位置を変えるだけなので、洗濯のたびに貼り直す心配が少ないです。いったん高さが決まれば、次に掛け直すときも同じ位置に戻しやすく、日々の負担が増えにくいのが良いところです。テープのように粘着が弱くなったり、貼る位置を毎回迷ったりしにくいので、手間を増やしたくない人にも向きます。さらに、季節で「少し上げたい」「少し下げたい」と思ったときも、フックなら微調整しやすいです。
手順(フック位置の調整・高さの合わせ方)
基本の流れはシンプルです。
- カーテンを一度外す
- いま付いているフックの位置を確認する
- アジャスターフックに替える、または掛ける位置をずらす
- もう一度掛けて、長さを確認する
フックは、上げる方向に調整できるタイプがあります。少し位置を変えるだけで高さが変わるので、ミシンや針を使わなくても調整できるのが便利です。数センチ変わるだけでも、床すれが減って見た目が整いますし、歩くたびに裾を踏む心配も減ります。
ずれ・外れを防ぐコツ(重さ・左右差)
フック調整でよくあるのが、左右で高さがそろわないことです。
- 左右の端から同じ段数で合わせる
- 目印を付けて、同じ位置にする
- 重いカーテンは、フックの数を減らさない
一気に全部を変えるより、まず片側だけで試して、ちょうど良い高さが分かったら反対側を同じように合わせると失敗しにくいです。片側で「この段ならOK」と決まれば、もう片側はそのまままねするだけなので、左右差が出にくくなります。
方法別に解説:マジックテープで折り返して合わせる
マジックテープは、折り返した布をしっかり固定して、見える長さを短くする方法です。フックで上げるだけでは足りないときや、もう少し大きく短くしたいときに向きます。折り返す幅を変えれば細かく調整できるので、「あと数センチだけ」「しっかり短く」のどちらにも対応しやすいです。
こんな人に向く(折り返しで調整したい/道具が少ない)
- フックでは高さが足りなかった
- しっかり短くしたい
- できればハサミも針も使いたくない
折り返す幅で調整できるので、細かく合わせたい人にも向きます。たとえば「あと1〜2cmだけ上げたい」といった微調整もしやすく、季節や気分で見え方を少し変えたいときにも使いやすいです。
手順(折り返し幅・貼り方・位置決め)
ポイントは「折り返し幅をそろえること」です。
- カーテンを掛けたまま、どれだけ短くしたいか決める
- 裾を内側に折り返して、幅をそろえる
- マジックテープを数か所に付けて固定する
- いったん離れて見て、左右の高さを確認する
テープは端だけでなく、真ん中にも付けると形が安定します。特に折り返し幅が大きいときは、中央がふわっと浮きやすいので、数か所に分けて留めるとズレにくくなります。
洗濯やズレへの注意(粘着力・ほこり・貼り直し)
貼るタイプは便利ですが、注意点もあります。
- ほこりが付くと粘着が弱くなる
- 厚地カーテンは重さでズレることがある
- 洗濯で剥がれやすい場合がある
長く使うなら、貼り直しができる余裕を見て、テープを多めに用意しておくと安心です。途中で粘着が弱くなったり、折り返し幅を少し変えたくなったりしても、予備があればすぐ直せます。
方法別に解説:クリップで留めて合わせる
クリップは、布を挟むだけなので一番簡単です。道具の準備がほとんどいらず、思い立ったらすぐに試せるのが良いところです。まず試してみたいときや、仮に短くしたいときに便利で、あとで別の方法に変える前の「お試し」としても使えます。
こんな人に向く(短時間で仮調整/試しにやりたい)
- 今すぐ床すれだけ止めたい
- まずはどの長さが良いか試したい
- レースカーテンを軽く上げたい
ただし、留め方によっては目立つので、見た目を重視する人は工夫が必要です。たとえば折り返しを内側にきれいに入れたり、裏側で留めたりすると、正面から見たときに違和感が出にくくなります。
手順(目立たせない留め方・均一にする)
- 裾を内側に折って、見せたくない部分を隠す
- クリップで数か所を留める
- 同じ高さになるように、留める位置をそろえる
留める場所が少ないと、たるみやすいです。特に真ん中が下がって見えたり、折り返しがほどけたように見えたりするので、見た目が崩れやすくなります。間隔をそろえて留めると、ガタガタになりにくいですし、引っ張ったときの負担も分散できて外れにくくなります。
落下・重さ・見た目の対策(留める位置・数)
クリップは便利ですが、重いカーテンだと外れることがあります。
- 厚地はクリップの数を増やす
- 引っ張る力がかかる場所は避ける
- 目立つときは、カーテンの裏側で留める
安全のため、落ちそうだと思ったら無理に使わず、いったん外して原因(重さや留め方)を見直し、フックやテープの方法に切り替えるのが安心です。特に小さな子どもやペットがいる家では、落下しそうな状態のままにしないようにすると安全面で不安が減ります。
どれを選ぶ?方法の比較と失敗しにくい決め方
3つの方法には、それぞれ得意なことがあります。たとえば「とにかく早く終わらせたい」のか、「できるだけ自然に見せたい」のか、「洗濯のたびに手間を増やしたくない」のかで、合う選び方が変わります。迷うときは「手間」「見た目」「洗濯」の3点で考えると選びやすく、優先したい順番を決めるだけでも答えが出やすいです。
比較のポイント(手間/見た目/耐久/洗濯)
- 手間:フック<クリップ<テープ(貼る作業がある)
- 見た目:フックが自然、テープは折り返しが出ることもある
- 耐久:フックは安定しやすい、クリップは外れやすいことがある
- 洗濯:テープは貼り直しが必要な場合がある
迷ったときの選び方(まずフック、次にテープ)
- 数センチだけ短くしたい:フック
- しっかり短くしたい:テープ
- まず試したい:クリップ
一度決めても、引っ越し先の暮らしに慣れてからやり直すのもアリです。最初は「とにかく困らない状態」にしておいて、生活リズムが分かってきたら、見た目や掃除のしやすさを優先して微調整すると気持ちがラクになります。まずはストレスが減る形にするのが大事ですし、完璧を目指して時間をかけすぎないほうが続けやすいです。
長さを合わせると部屋が整うメリット
カーテンの長さが合うだけで、部屋の印象が変わります。窓まわりは目に入りやすい場所なので、丈が合うと「整っている感じ」が出やすいです。大がかりな模様替えをしなくても、ちょっとした違和感が減って、部屋が落ち着いて見えます。
まとまりが出る(丈がそろう)
長さがそろうと、窓まわりがすっきり見えます。左右の高さが揃うだけでも、部屋全体が落ち着いて見えます。逆に少しズレていると、本人は気づかなくても「なんとなく雑に見える」原因になりやすいので、合わせる価値は大きいです。
光と視線を調整しやすい
短すぎると外から見えやすくなり、長すぎると床にたまって暗く見えることがあります。ちょうど良い長さにすると、光の入り方を調整しやすくなります。朝はしっかり明るく、夜は視線をカットしたいなど、生活のリズムに合わせて使いやすくなるのもメリットです。
掃除がラクで床の傷み対策にもなる
床にすれると、ほこりが付きやすくなります。踏んでしまうと転びそうになることもあります。少し上げるだけでも、掃除がしやすくなり、カーテンも床も長持ちしやすいです。特にロボット掃除機を使う家だと、裾が引っかかるストレスが減るので、日々の小さなイライラが減りやすいです。
仕上げ:いい感じに見せるコーデとお手入れ+FAQ
長さを合わせたら、最後に「見え方」を少し整えるだけで満足度が上がります。カーテンは面積が大きいぶん、わずかなズレやたるみでも意外と目に入ります。難しいことをしなくても、いくつかのポイントを押さえるだけで、ぐっときれいに見えます。仕上げのときは、昼と夜で光の入り方が変わるので、できれば時間を変えて見え方をチェックすると安心です。
いい感じに見せる小技(開き方・束ね方・左右バランス)
- 左右を同じ量だけ開ける
- 束ねる位置をそろえる
- タッセルがないときは、リボンやひもで代用する
- ひだ(プリーツ)を軽く整えてから束ねる
ちょっとした差ですが、これだけで写真映えも変わります。特に束ね方は、上すぎると窓が細く見え、下すぎるとだらっと見えることがあります。迷うときは「腰のあたり」を目安にして、左右が同じ高さになるようにそろえるとバランスが取りやすいです。
他のインテリアと合わせる(色・素材・丈感)
カーテンは面積が大きいので、色や素材が目立ちます。色だけでなく、光沢の有無や、布の厚みでも印象は変わります。
- 床やラグと近い色にすると落ち着きやすい
- 家具の色が濃いなら、カーテンは薄めにすると重く見えにくい
- レースは白寄りにすると部屋が明るく見えやすい
- 柄物はクッションや小物の色を1色拾うとまとまりやすい
「全部をそろえる」のが難しいときは、まず色のトーン(明るさ)を合わせるだけでも統一感が出ます。さらに余裕があれば、カーテンの素材感もそろえると、部屋がちぐはぐに見えにくいです。
FAQ(賃貸でも大丈夫?/レースは?/落ちない?)
- 賃貸でも大丈夫?
壁に穴を開けない方法(フック調整や折り返し)なら、基本的に使いやすいです。貼るタイプを使う場合も、カーテン自体に貼る形なら壁や床に影響が出にくいので、まずは目立たない場所で軽く試してみると安心です。 - レースカーテンはどうする?
透けやすいので、折り返し線が気になる場合があります。フックで少し上げる方法が向くことが多いです。折り返す場合は、線が表に出にくいように内側へきれいにたたみ、留める場所を増やして波打ちを減らすと見え方が安定します。 - 落ちない?
重いカーテンでクリップを使うと外れることがあります。心配ならフックやテープの方法を選ぶと安心です。クリップを使うなら、数を増やして負担を分散し、引っ張る力がかかる場所を避けると落下しにくくなります。
まとめ
引っ越し後にカーテンの長さが合わないときは、まず測り方と目標の長さを決めると失敗しにくいです。特に「床にすれるのを止めたい」のか「外からの見え方を変えたい」のかを決めておくと、必要な調整幅が見えやすくなります。先にゴールを作っておけば、買う物も最小限で済みます。
迷ったら、フックで上げる方法から試して、足りなければマジックテープで折り返し、最後にクリップで仮調整する流れがラクです。フックで数センチ調整してみると、今の暮らしに必要な高さが分かりやすいです。そこから「もう少し短くしたい」と感じたら、テープでしっかり固定すると安定します。
100円グッズでも、ポイントを押さえれば見た目は十分整います。大事なのは、左右の高さをそろえることと、外れそうな留め方を避けることです。まずは今日できるやり方で、床すれや見え方のストレスを減らしてみてください。小さな違和感が減るだけでも、部屋の居心地がぐっと良くなります。

