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子ども向けイベントで使える「順番待ちをラクにする」工夫アイデア

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子ども向けイベントで順番待ちがつらくなる理由

子ども向けイベントでは、楽しいはずの時間なのに、順番待ちのところでぐったりしてしまうことがあります。長い列ができると、子どもも大人も「まだ終わらないのかな」と感じてしまいます。この章では、なぜ子どもにとって順番待ちがつらくなりやすいのかを整理してみます。

まず、子どもは「時間のながれ」を大人ほど上手に感じることができません。大人は時計を見て「あと10分くらい」と想像できますが、小さな子どもは同じ10分をとても長く感じることがあります。「さっきからずっと待っているのに、ぜんぜん進んでいない」と感じると、気持ちが一気に落ちてしまいます。

また、子ども向けイベントの会場には、順番待ちをつらくさせる要素がいくつもあります。人が多くてにぎやかで、音楽やアナウンスも流れています。夏祭りのような場面では暑さも加わり、大人でも疲れてしまう環境です。におい・音・人の動きなど、いろいろな刺激が重なると、それだけでイライラしやすくなります。

さらに、列に並んでいるあいだは、やることが少なくなりがちです。じっと立っているだけ、前の人の背中しか見えない、という状態が長く続くと、退屈さが一気に増えます。退屈な時間は、体感ではさらに長く感じられます。その結果、少しの待ち時間でも「もうイヤだ」と言いやすくなります。

子どもが「そろそろ限界かも」というサインを出しているときもあります。たとえば、体を大きくゆらす、ドタドタ歩く、床に座り込む、列から少し離れてしまうなどの行動です。また、黙り込んでしまう、反対に急に大きな声を出し始める、といった変化が見られることもあります。表情が急に暗くなる、無言で親の服を引っ張るといった様子もサインのひとつです。

一方で、大人側の都合で「待たせすぎている」ことに気づきにくい場合もあります。ゲームコーナーの準備に時間がかかっている、スタッフの交代が追いついていない、説明が長すぎるなど、運営側の事情で列が止まってしまうことがあります。こうしたときは、子どもが悪いのではなく、しくみが原因になっていることも多いです。

順番待ちがつらくなる理由を知っておくと、「子どもがわがままだから」と決めつけずにすみます。イベントの準備をするときに、「この列は本当にこのままでよいかな?」「大人の事情で止まっていないかな?」と見直すきっかけにもなります。このあと紹介する工夫は、こうした原因を少しでも減らすためのアイデアだと考えてください。

子どもは何分くらいなら行列で待てるの?

子どもが行列で待てる時間は、年齢やその日の体調によって大きく変わります。一般的には、幼児なら数分〜10分程度、低学年で10〜15分程度、高学年で20分前後がひとつの目安と言われることがあります。ただし、会場が暑かったり、騒がしかったりすると、これより短く感じることも多いです。あくまで「このくらいならがんばれそう」という目安として考え、無理のない範囲で待ってもらうようにしましょう。

並び方を工夫して「待っている感じ」をへらすコツ

順番待ちをラクにするために、まず見直したいのが「並び方」です。同じ時間を待つ場合でも、列の作り方や場所を少し変えるだけで、子どもが感じるストレスは大きく変わります。この章では、列そのものを工夫するアイデアを紹介します。

一番よくある並ばせ方は、1列でずらっと並んでもらう方法です。しかし、列が長くなりすぎると、うしろの子どもは「自分の番がいつ来るのか」よく分からなくなってしまいます。列がまっすぐにのびて、曲がり角まで続いていると、それだけで「とても長く感じる列」になってしまいます。

そこで、列をいくつかの小さいグループに分けて待ってもらう方法があります。たとえば、5人ずつのグループに分け、「1グループが遊び終わったら次のグループ」と決めておきます。グループごとに少し離れた場所で待ってもらうことで、ぎゅうぎゅうに詰まった行列を減らすことができます。番号カードや色つきの札を使って、「あかグループ」「あおグループ」のようにすると分かりやすくなります。

親子で参加するイベントの場合、「親子で並んでもらうか」「子どもだけで並んでもらうか」をあらかじめ決めておくと、列が乱れにくくなります。幼児が多い場合は、基本的に保護者同伴の列とし、保護者に並び方の説明もしておくと安心です。高学年が多い場合は、子どもだけで並んでもらい、保護者には少し離れた場所から見守ってもらうなど、会場の広さに合わせてルールを決めましょう。

列が蛇行してしまうと、どこが先頭でどこが最後尾なのか分かりづらくなります。そんなときに役立つのが、床に貼る目印テープやコーンです。テープをまっすぐ伸ばして「ここに沿って並んでください」と伝えるだけでも、列が整いやすくなります。コーンやイスを置いて、視覚的に「ここまでが列」という区切りを作るのも効果的です。

また、列の途中に「ここから〇分くらいで順番が来ます」といった目安を書いたボードを置くのもおすすめです。たとえば、「ここから10分くらい」「ここから15分くらい」といったシンプルな表示でも、子どもと保護者が心の準備をしやすくなります。待ち時間が分かると、「いつ終わるか分からない不安」が少し軽くなります。

並ぶ場所そのものを見直すことも大切です。直射日光が強い場所や、スピーカーの音がとても大きい場所で待たせていないか確認してみましょう。少し日陰にずらす、音の小さい場所に動かすといった小さな工夫だけでも、子どもの負担は変わります。近くにイスや段差があれば、途中で少し腰をおろせるようにするのも一つの方法です。

列を整えるさいには、「前の人との間をあけすぎないでね」「走らないで歩いてね」といった声かけも欠かせません。ただし、注意ばかりが続くと、子どもは楽しい気持ちを失いやすくなります。「この列がきれいに並んでいてうれしいよ」「静かに待ってくれて助かるよ」と、できていることをほめる声かけも意識してみましょう。

並ぶ場所がせまいときはどうしたらいい?

並ぶスペースがせまいときは、無理にまっすぐな列を作ろうとせず、「待ちエリア」を決める方法がおすすめです。たとえば、テープで四角いエリアを区切り、その中で5〜6人ずつ待ってもらいます。順番が来たら、そのグループ全員をまとめて案内する形にすると、通路をふさぎにくくなります。どうしてもスペースが足りない場合は、整理券を配って、その場からいったん離れて待ってもらう方法も検討しましょう。

整理券や番号札で「立ちっぱなしの行列」を減らす方法

長い時間、同じ場所で立ちっぱなしで待つのは、大人でもつらいものです。そこで役に立つのが、整理券や番号札を使った順番管理の方法です。この章では、子ども向けイベントでも使いやすい整理券のアイデアを紹介します。

もっとも簡単なのは、紙の整理券や番号札を配る方法です。市販の番号札を使ってもよいですし、厚紙を小さく切って数字を書くだけでも十分です。落としたりなくしたりしにくいように、少し厚めの紙を使い、数字は大きくはっきり書きます。色を変えて「午前の部」「午後の部」を分けるなど、見分けやすさを工夫するのもよいでしょう。

整理券を配るときは、「何番まで配るか」をあらかじめ決めておくことが大切です。スタッフの人数やゲームの回転速度を考えて、「今日は〇番まで」と決めておくと、あとから「もうできません」と伝える場面を減らせます。整理券がなくなったら、その時点で「本日の受付はここまでです」と分かるように掲示しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。

呼び出しのときは、はっきりとした声と、分かりやすい言い方を心がけます。たとえば、「今から10番から15番の人を呼びます。10番から15番の人は、こちらの列にならんでください」のように、同じ内容をゆっくり2回伝えると安心です。聞き取りやすいように、数字の前後に短い言葉を入れると、耳に残りやすくなります。

呼び出しを聞き逃してしまう子どもも必ずいます。そのときに、「聞いていなかったあなたが悪い」と責めてしまうと、子どもも保護者もつらい気持ちになります。できる範囲で、「次の回のいちばん最初に入ってもらう」「別の時間帯の整理券を渡す」など、フォローの方法を決めておくと対応しやすくなります。最初から「もし呼び出しを聞き逃した人がいたら、スタッフに声をかけてください」と案内しておくのも効果的です。

人数制限や時間制限については、整理券を配る前にしっかり伝えておきましょう。「1回の体験は〇分です」「1人1回までです」といったルールを、口頭と掲示の両方で知らせます。知らないまま並んでしまうと、「そんなつもりじゃなかった」と感じる人が出てきてしまいます。ルールが分かりやすいほど、トラブルは減らせます。

整理券や番号札は、行列そのものを完全になくす魔法の道具ではありませんが、「立ちっぱなしの時間をへらす」ための大きな助けになります。子どもは整理券を受け取ったあと、友だちと別のコーナーで遊んで待つこともできますし、保護者も少し離れた場所で休むことができます。会場とイベント内容に合わせて、無理のない形で取り入れてみてください。

整理券を配るときにトラブルになりにくい配り方は?

整理券を配るときは、「並び始めた人から順番に配る」ルールを決めておくとトラブルになりにくくなります。配布前に「今から並んでいる人に整理券を配ります」と一声かけてから、先頭から順に渡していきましょう。また、「友だちの分をまとめてもらう」のは原則として避けたほうが無難です。どうしても必要な場合は、「1人につき2枚まで」など、上限をあらかじめ決めておくと安心です。

年齢別に考える「待たせ方」のポイント(幼児・低学年・高学年)

子どもといっても、幼児と高学年では、できることも我慢できる時間も大きく違います。同じ並び方・同じルールでまとめてしまうと、どこかの年齢層には合わない仕組みになってしまうことがあります。この章では、年齢別に「待たせ方」のポイントを整理します。

まずは幼児です。幼児の場合は、基本的に保護者同伴を前提にしたほうが安全です。列の長さもできるだけ短くし、「すぐに順番が来る」状態を目指します。1回の体験時間を短めにして回転を早くする、幼児だけの時間帯を作る、といった工夫も考えられます。保護者には、「お子さんから目を離さないこと」や「列から離れてしまいそうなときは声をかけること」を伝えておきましょう。

次に低学年です。この年齢になると、簡単なルールなら理解して守ることができるようになってきます。そのため、並ぶ前に「どう並ぶか」「何をしてはいけないか」を、短く分かりやすく説明することが大切です。また、待ち時間のあいだにできるミニゲームや、列の中でできる簡単な遊びを用意しておくと、退屈さをやわらげることができます。たとえば、「静かに待てたらスタンプを押す」といった仕組みも一つの方法です。

高学年になると、順番やルールの大切さはよく分かっています。そのため、「自分たちでルールを守る」「下の子を見守る」といった役割をお願いすることもできます。グループ単位で動いてもらい、「このグループはこの時間に来てください」と伝える形にすると、行列が短く見えるようになります。高学年に「ならび隊長」や「案内役」をたのむと、責任感を持って手伝ってくれることも多いです。

きょうだいや友だち同士で参加している場合は、「いっしょに参加したい」という気持ちにも配慮したいところです。可能であれば、きょうだいで同じグループに入れる、友だち同士を近い番号にするなどの工夫をすると、「一人だけ先に終わってしまった」というモヤモヤを減らすことができます。ただし、あまり細かく調整しようとすると列が止まってしまうので、「できる範囲で対応する」くらいの気持ちで考えるとよいでしょう。

年齢別のポイントを整理すると、どの子どもにも同じ我慢を求めるのではなく、「その年齢なりの待ち方」を考えることが大切だと分かります。幼児には短く、低学年には分かりやすく、高学年には役割を用意するなど、それぞれに合った工夫を取り入れてみてください。

年齢層 だいたいの待ち時間の目安 並ばせ方のポイント 声かけの例
幼児 数分〜10分程度 保護者同伴を基本にし、列を短く保つ 「もうすぐ順番が来るよ」「おうちの人といっしょに待ってね」
低学年 10〜15分程度 簡単なルールを先に伝え、ミニゲームなどを用意する 「静かに待ててえらいね」「あと少しでできるよ」
高学年 15〜20分程度 グループごとに動いてもらい、役割をお願いする 「下の子に順番を教えてあげてね」「次のグループを案内してくれる?」

年齢がバラバラなときは行列をどう分けるのがよい?

年齢がバラバラな場合は、「幼児+保護者の列」と「小学生以上の列」を分けるとスムーズなことが多いです。幼児は保護者といっしょに短い列で待ってもらい、小学生以上は少し長めの待ち時間でもがんばってもらう形にします。どうしても列を分けられない場合は、幼児を先に案内する時間を作るなど、小さな工夫から始めてみましょう。

少人数スタッフでも順番待ちを見守りやすくする仕組み

子ども向けイベントでは、「準備はできたけれど、人手が足りない」という悩みがよくあります。順番待ちの列は、その場にいるスタッフがすべてを見ていないと不安になりがちですが、見守りを一人で抱え込むと、とても大きな負担になります。この章では、少人数スタッフでも順番待ちを管理しやすくする仕組みを紹介します。

まず大切なのは、並ぶ前にルールを手短に伝えることです。長い説明をすると、子どもはすぐに飽きてしまうので、「ここに並ぶ」「走らない」「押さない」といった大事な点を3つ程度にしぼります。口頭で伝えた内容を、近くのボードや紙にも書いておくと、あとから来た人にも分かりやすくなります。

次に、子ども代表に役割をお願いする方法があります。たとえば、「ならび隊長」「案内係」といった名前で、列の最後尾を教えたり、次のグループを呼びに行ったりしてもらいます。役割をお願いするときは、「むずかしい仕事ではないこと」「危ないと思ったらすぐ大人に知らせること」をしっかり伝えましょう。頼まれた子どもは責任感を持って動いてくれることが多く、スタッフの助けにもなります。

待ち列とゲームコーナーの位置関係も、見守りやすさに大きく影響します。ゲームを行う場所と列が、スタッフから同時に見える位置にあるか確認してみましょう。柱のうしろや建物の角など、死角になる場所に列を作ってしまうと、トラブルに気づきにくくなります。多少動線が長くなっても、見通しのよい位置に列を作るほうが安全です。

スタッフが交代で見守るための簡単なシフトも考えてみましょう。たとえば、10分ごとに担当を交代する、ゲーム担当と列担当を時間で入れ替えるなど、長時間同じ場所に立ちっぱなしにならないようにします。休む時間をあらかじめ決めておくと、スタッフ自身の疲れも軽くなり、落ち着いて対応しやすくなります。

すべてをスタッフだけでカバーしようとせず、保護者にも「見守り」をお願いするのも一つの方法です。受付や案内のときに、「もし列で困っている子を見かけたら、スタッフに教えてください」と一言添えておくと、保護者も協力しやすくなります。特定の保護者に「この時間だけ、ここを見ていてもらえますか」と具体的にお願いするのも有効です。

ポイントは、「1人で完璧に管理しようとしないこと」です。ルールを分かりやすくしておく、列が見やすい位置にする、子どもや保護者にも協力してもらう、といった小さな工夫を積み重ねることで、少ないスタッフでも順番待ちを見守りやすくなります。

スタッフが2人しかいないとき、最低限しておきたいことは?

スタッフが2人しかいない場合は、役割を大きく「ゲーム担当」と「列担当」に分けるのがおすすめです。ゲーム担当は遊びの説明と進行に集中し、列担当は並び方と整理券の配布などを担当します。どうしても両方を見る必要があるときは、「今から5分間はゲームを止めて、列の整理をします」のように、時間を区切って1つずつ対応すると、混乱を減らしやすくなります。

行列でトラブルが起きたときの基本対応と予防のポイント

どれだけ準備をしていても、行列ではときどきトラブルが起こります。割り込み、順番の聞き間違い、景品の勘違いなど、子ども同士や大人同士の行き違いが生まれることもあります。この章では、よくある場面を想像しながら、基本的な対応と予防のポイントを整理します。

よくあるトラブルのひとつが「割り込み」です。本人に悪気がなくても、友だちを見つけてつい列に入り込んでしまうことがあります。そんなときは、いきなり注意するのではなく、「最初から並んでくれていた人がいるから、いっしょに最後尾に行こうね」と声をかけてみましょう。誰かを強く責めるのではなく、「並び方のルール」をもう一度ていねいに伝えることが大切です。

順番の聞き間違いもよく起こります。「さっき呼ばれたのに気づかなかった」「自分の番号だと思ったら違っていた」など、数字がからむ場面では勘違いが起きやすくなります。こうしたときは、「今、何番まで案内したのか」をスタッフ同士で共有しておくと対応しやすくなります。呼び出しのたびに、ボードや紙に「ただいま〇番まで」と書いておくのも効果的です。

景品でもめるケースもあります。「同じものが欲しかった」「予想していたものと違った」といった不満がきっかけで、子ども同士が言い合いになってしまうことがあります。景品については、事前に「どんなものがあるか」「選べるのかどうか」を分かりやすく知らせておくと、誤解を減らせます。「なくなり次第終了」などの条件も、先に掲示しておきましょう。

トラブルが起きたときに大切なのは、子ども同士が責め合う雰囲気にならないようにすることです。「どちらが悪いか」をすぐに決めるのではなく、「どうしたらみんなが納得できそうか」を一緒に考える姿勢を見せます。大人の声が荒くなってしまうと、周りの子どもたちも不安になってしまうので、できるだけ落ち着いた声で話すように心がけましょう。

大人同士の行き違いが生まれたときも、基本は同じです。まずは相手の話をよく聞き、「並び方やルールが分かりにくかったかもしれません」と、運営側の説明不足を見直す姿勢を示します。そのうえで、「今後はこのように案内します」と、改善の方向を伝えると、気持ちが落ち着きやすくなります。

予防のためには、事前の掲示やアナウンスがとても役に立ちます。並ぶ場所、待ち時間の目安、人数制限、景品のルールなど、トラブルになりそうな部分ほど、先に分かりやすく書いておきましょう。すべてのトラブルを完全に防ぐことはむずかしいですが、「よくあるパターン」を知っておくだけでも、落ち着いて対応しやすくなります。

行列で割り込みされたとき、子どもにはどう声をかければいい?

行列で割り込みされたときは、その場で大きな声で誰かを責めるのではなく、「みんなが気持ちよく遊べるように、順番を守ろうね」と全体に向けて声をかけるのがよいでしょう。割り込まれた子どもには、「教えてくれてありがとう。ちゃんと見ているからね」と安心できる言葉をかけます。割り込んでしまった子どもには、「次からは最後尾から並ぼうね」と、具体的な行動を伝えましょう。

ポスターとアナウンスで順番待ちを分かりやすくするアイデア

最後に、ポスターやアナウンスを使って、順番待ちのルールを分かりやすくするアイデアを紹介します。言葉だけで説明するよりも、目で見て分かる工夫を加えることで、子どもも大人も行動しやすくなります。

ルールポスターを作るときは、できるだけひらがなを中心に書くようにします。漢字を使う場合も、ふりがなを付けると子どもが読みやすくなります。文章は短く、「ならぶ」「おさない」「はしらない」といった動詞を使うと、行動がイメージしやすくなります。1枚のポスターに書く内容は3〜4項目までにしぼり、文字を大きくすることもポイントです。

イラストやピクトグラムを使うと、まだ文字が読めない子どもにも意味が伝わりやすくなります。たとえば、人が行列に並んでいるイラスト、走ってはいけないマーク、親子で手をつないでいる絵などを使います。シンプルな図でも、「どうしてほしいのか」が一目で伝わるように工夫してみましょう。

アナウンス文も、あらかじめ用意しておくと安心です。たとえば、はじめの案内としては「これから〇〇コーナーを始めます。順番にあんないしますので、この線にそってならんでください」のような短い文章を考えておきます。途中の呼びかけでは、「今、10番から15番の人をあんないしています。10番から15番の人は、近くのスタッフのところへ来てください」と、数字をくり返して伝えます。

終了時のお知らせも大切です。「本日の受付は終わりました。ならんでくださったみなさん、ありがとうございました」のような一言を加えることで、参加者も気持ちよくイベントを終えることができます。最後に「また来てくださいね」といったあたたかい言葉を添えると、全体の印象もよくなります。

順番待ちがラクになると、子どもも大人もイベントを楽しみやすくなります。列がピリピリしていると、楽しいはずのゲームコーナーも緊張した空間になってしまいますが、分かりやすいポスターとアナウンスがあるだけでも、雰囲気は大きく変わります。できるところから少しずつ工夫を取り入れて、無理のない範囲で試してみてください。

より具体的なゲームの例を知りたいときは、水中コイン落としで使える代わりのアイテムまとめの記事もあわせて参考にしてみてください。

ルールポスターには最低限どんな内容を書けばいい?

ルールポスターには、少なくとも「どこに並ぶか」「してはいけないこと」「してほしいこと」の3つを書いておくと安心です。たとえば、「この線にならぶ」「おさない・はしらない」「スタッフの話をよく聞く」といった内容です。細かい説明は口頭で補い、ポスターには「一番大事なこと」だけを大きくはっきり書くようにしましょう。

 

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