どのようにして少ないお金でも豊かに暮らすことができるのでしょうか?
その疑問に、私が実際に年間100万円程度で生活している経験をもとにお答えします。
お金を節約しながらも貧しい生活は避けたいと考えている方に向けて、予算内で楽しく暮らす方法を紹介します。
月8万円で豊かに暮らす10の秘訣
それでは、以下の10の秘訣をお教えします。
・手の届く範囲の生活を知る
・少しずつ良いものを揃える
・健康を最優先にする
・必要最小限のもので生活する
・ダイニングテーブルを設置する
・情報を選択的に取り入れる
・家事に楽しさを見出す工夫をする
・生産的な趣味を持つ
・歩くことを日常にする
・時間をお金よりも大切にする
手の届く範囲の生活を知る
とても重要なのは、自分の収入に見合った生活を理解することです。
「手の届く範囲の生活」とは、収入に余裕を持って生活することを意味します。
例えば、月収20万円であれば、月10万円や12万円で生活するのが理想的です。
月18万円や20万円を使ってしまうと、生活が苦しくなります。
経済的に余裕を持って生活することで、お金が少なくても充実した生活を送ることができます。
収入ギリギリで生活していると、活動の選択肢は増えるかもしれませんが、金銭的な不安も絶えず付きまといます。
そのため、自分の収入に合った生活を知ることが、ストレスなく、楽しく暮らすためには必要です。
少しずつ良いものを揃える
質の高いものに囲まれた生活は、多くの人が望む豊かな生活かもしれません。
良いものをたくさん手に入れたいと思う気持ちは理解できますが、物は少しずつ集めるほうが良いでしょう。
私たちの好みは時間と共に変わるものです。
一度に多くを手に入れても、次の年には飽きてしまうことがあります。それでは、お金を無駄に消費してしまいます。
そのため、気に入ったものを年に1つか2つ選び、5年から10年かけてゆっくりと揃えることが賢明です。
これにより、無駄遣いをせず、本当に愛するものだけに囲まれる生活を楽しむことができます。
健康を最優先にする
真に豊かな生活を送るためには、健康が基盤となります。
どれだけお金を持っていても、体が正常に機能しなければ、豊かだとは言えません。
健康を維持するために必要なことは、意外とシンプルです。
・健康的な食事を摂る
・過食を避ける
・定期的に運動する
・本を読む
・十分な睡眠をとる
これらの日常の習慣が、健康を支えます。
高価な健康食品やジムに投資する前に、まずは基本的な健康習慣を身につけることから始めましょう。
少ない物を持つことが、意外にも豊かな生活の秘訣
多くの物を持つことが豊かさの証と感じるかもしれませんが、それが必ずしも真実ではありません。
たとえば、ほとんど着用しない古い服で溢れたクローゼットよりも、厳選したお気に入りの服のみを持つほうが、心もすっきりします。
服の数が少なくても、どの服も自信を持って着ることができれば、それが最高のスタイルを作り出します。
そのため、不要なものは断捨離することをおすすめします。
具体的には、所有する物全てに対して、その必要性を即座に答えられるようになるまで整理を行うことが理想です。
そうすれば、手元には本当に必要な物や心から愛する物のみが残ります。
ダイニングテーブルの設置
食事の質を向上させることで、日常生活がより豊かになります。
そのために多額の費用を食事に費やす必要はありません。
シンプルながらも充実した食事体験を提供する白米、味噌汁、卵焼きで十分です。
重要なのは、味覚だけでなく五感すべてを使って食事を楽しむことです。
このような食事環境を整えるためには、「大きなダイニングテーブル」が役立ちます。
私も最初の5年間はローテーブルを使用していましたが、ダイニングテーブルを設置してからは、正しい姿勢でリラックスして食事ができるようになりました。
高価なダイニングテーブルが手が届かない場合は、DIYで自作することをお勧めします。
好みに合わせて色やサイズをカスタマイズでき、購入するよりもコストを抑えることができます。
情報の遮断
月に10万円あれば、快適で豊かな生活が送れます。
しかし、多くの人が満足できないのは、過剰な情報に晒されているためです。
テレビやウェブ、YouTubeは広告によって支えられており、常に消費を促すように設計されています。
結果として、本当に必要ではないものまで欲しくなってしまうことがあります。
これを解決する方法としては、テレビを手放し、家ではスマホを触らないようにすることが有効です。
テレビを処分するだけで、情報の過多から解放されるでしょう。
スマホを完全に放置するのは難しいかもしれませんが、部屋の隅で充電するなど、距離を置く工夫をすることが推奨されます。
家事を楽しむ工夫
家事はしばしば面倒ですが、楽しく感じることができれば、日々がもっと快適になります。
マイナスを減らし、プラスの要素を増やすことが幸福感を高めます。
ただ、「気持ちの問題」と簡単に片付けることはできません。
家事を楽しむためには、労力を減らす工夫とモチベーションを維持する方法が必要です。
たとえば、
・掃除を楽しくするためにホウキを使う
・洗濯を楽しむためにお気に入りのハンガーを使用する
・食器洗いを楽しむために作家ものの食器を使う
・料理を楽しむためにこだわりのキッチンツールを選ぶ
これらの小さな変更が、家事への態度を大きく変えることができます。
創造的な趣味を持つ
外食や映画鑑賞、ゲームなどの楽しみは確かに魅力的ですが、他人が作ったものに頼るだけの消費活動には飽きが来ます。
本当に夢中になれる趣味が欲しいなら、「自分で何かを生み出す創造活動」を始めてみてください。
例えば…
・ゲームが好きなら、プログラミングを学んで自作のゲームを開発する
・読書好きなら、オリジナルの小説を書いてみる
・アクセサリーへの興味があるなら、ハンドメイドで独自の作品を作る
最初は技術がなくても、学びながら進めば問題ありません。
今日では、インターネットを通じてほとんどの学びが無料または安価で手に入ります。
興味がある創造活動を少しずつ学び、スキルを高めていくことで、やがてそれが最も楽しい趣味になるでしょう。
歩行を日常に取り入れる
限られた予算で生活することは、自己管理の一環です。
「甘いものを食べたい」「お酒が飲みたい」「新しい服が欲しい」という日常の小さな欲求に常にお金を使うわけにはいきません。
しかし、定期的な歩行を習慣にすることで、これらの衝動を自然とコントロールできるようになります。
運動が精神的な安定に役立つことは科学的にも証明されています。
そのため、歩くことで不要な出費を減らし、ストレスを解消できます。
忙しい毎日の中でも、通勤を歩く、隣の駅まで歩くなど、小さなスタートから始めることが可能です。
時間を重視する生活
本質的に重要なのは、時間をお金以上に価値のあるものと見なすことです。
金銭に執着して生活すると、「お金がすべて」と感じがちですが、本当に求めているのは「時間」の自由かもしれません。
実際、お金があれば自由に時間を使って好きなことができます。
つまり、真の豊かさはお金の量ではなく、自由な時間の多さにあります。
現実的にお金も重要ですが、時間を有意義に使う喜びを見出すことが大切です。
たとえば…
・外食しなくても、家でゆっくり食事する
・旅行に行かなくても、家族や友人と過ごす時間を楽しむ
・カフェに行かなくても、家で本を読みながらコーヒーを味わう
このように時間を大切にすることで、生活はより豊かになります。
総括
本記事では、少ない予算でも心豊かに暮らす方法を紹介しました。
- 手の届く範囲で生活し、精神的に余裕を持つ
- お気に入りのものを少しずつ集める
- 健康を保ち、生活を楽しむ
- 不要なものを捨て、愛するものだけに囲まれる
- ダイニングテーブルで食事を豊かにする
- 情報を遮断して無駄遣いを防ぐ
- 家事を楽しむ工夫で日常を快適にする
- 創造的な趣味で心を豊かにする
- 歩くことで心身のバランスを保つ
- 時間を大切にして本当の豊かさを知る
現代社会では、適切な管理で月10万円でも十分に豊かな生活が可能です。
少ない予算での生活が、心地よい日常を実現する手助けとなるでしょう。