旧仮名の「ゑ」のコピペ用文字と拡大図【種類別】
コピペ用:ゑ(ひらがな)
下の行をそのままコピーして使えます。
ゑ ゑ ゑ
読みは「え(歴史的仮名遣い)」です。現在の一般表記では「え」を使いますが、古い文献や人名、店名、ロゴなどで「ゑ」が残っています。
コピペ用:ヱ(カタカナ)
下の行をそのままコピーして使えます。
ヱ ヱ ヱ
カタカナの「ヱ」は、商号・看板・商品名の一部で見かけます。読みは同じく「エ」です。
現代仮名との違い(拡大比較)
ここでは大きく表示して、形の違いを目で確かめます。モニターやフォントによって見た目が変わる場合があります。
拡大表示例(明朝系フォント想定):
ゑ え ヱ エ
見るポイント:
- ひらがなの「ゑ」は、上部の曲線から左下へ伸びる払いが強く、中心部に小さな折れが入る字形が多いです。
- 現代の「え」は、上部の輪が丸みを帯び、下部の払いが短めです。
- カタカナの「ヱ」は、上段の横画が長く、下段の斜め成分が「ヰ」「ヱ」「ヲ」との見分けポイントになります。
- カタカナの「エ」は三画構成で、下に伸びる成分がありません。
旧仮名「ゑ」の種類と使い分け
用語の整理:
- 旧仮名(歴史的仮名遣い):現代仮名遣い以前の仮名の綴り。ここでは「ゑ」「ゐ」などを指します。
- 異体字:同じ文字の別の字形。フォントによって曲線や太さが違う場合があります。
- 変体仮名:江戸期のくずし字など、同じ音に対して複数の仮名字形が使われたもの。一般向けのPC環境では扱いが難しいことがあります。
日常利用では、次のように使いどころを切り分けると分かりやすいです。
- テキストとして読ませる:標準の「ゑ」「ヱ」を使用。
- ロゴや看板など意匠:フォントやデザインで雰囲気を出す。必要なら画像化。
- 学習・研究用途:資料に出典を添えて、字形差は注記で説明する。
よくある質問:スマホでコピペした「ゑ」が別に見えるのは?
端末やアプリのフォントが置き換わると、太さやバランスが変わって見えます。テキストの内容は同じでも、見た目が一致しないことがあります。見た目を固定したい場合は、PDF化や画像化が有効です。
入力方法の比較(早見表)【Windows 11】
入力手段別の特徴と使いどころ(表)
以下は、よく使う3通りの方法を並べた早見表です。手早く使うならコピペ、毎回打つなら単語登録、確実に探すならIMEパッドや文字コード表が安心です。
| 方法 | 手軽さ | 再現性 | 操作の流れ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| コピペ | とても高い | 高い | ページからコピー→貼り付け | まず試したい/一度だけ使う |
| ローマ字変換 | 中 | 中 | 読み入力→変換候補から選ぶ(環境によっては出ない) | キーボードから素早く入力 |
| IMEパッド | 中 | 高い | 手書き/画数/部首で検索→候補をクリック | 形で探したい/読みが不明 |
| 文字コード表 | 低〜中 | とても高い | 文字コード表で検索→コピー/挿入 | 正確にコード指定したい |
| 単語登録 | 準備が必要 | とても高い | 事前登録→読みで確実に出せる | 頻繁に使う/業務で繰り返す |
よくある質問:一番早いのはどれ?
最初はコピペが最速です。継続利用するなら、単語登録で読みを決めてしまうのが安定します。
Windows 11で旧仮名の「ゑ」を入力する方法1【ローマ字変換】
読みの入力と変換候補の出し方
日本語入力(IME)をオンにして、読みを入力し、スペースで変換候補を開きます。環境により候補の出方が異なるため、出ない場合は他の方法に切り替えてください。
代表的な読みの例(we など)
多くの環境では、現代仮名の優先設定になっており、一般のローマ字入力からは「ゑ」が直接は出ないことがあります。次のような方針で試します。
- 「we」で変換候補を広げ、古い仮名が候補に出ないか確認する。
- かな入力を利用している場合は「え」で候補一覧を開き、記号や人名用の候補に含まれていないか確認する。
- 候補に無い場合は、IMEパッドや単語登録へ切り替えます。
出ないときの代替(絞り込み/単語登録へ誘導)
変換学習や辞書設定によっては候補が出ません。出ないときは次のいずれかで解決できます。
- IMEパッドの手書き検索で形から探す。
- 文字コード表で確定の字形を選んでコピーする。
- 単語登録で、読みを自分で決めて確実に出せるようにする。
よくある質問:読みを覚えなくても出せる?
読みを覚えなくても、IMEパッドの手書きや画数検索で見つけられます。頻度が高いなら単語登録が便利です。
Windows 11で旧仮名の「ゑ」を入力する方法2【IMEパッド】
IMEパッドを開く(タスクバー/ショートカット)
タスクバーの入力モードアイコン(「A」「あ」など)を右クリックして、メニューから「IMEパッド」を選びます。ショートカットが用意されている環境では、タスクバーの言語ボタンから直接開けることもあります。
手書き入力で検索する
IMEパッドの手書きタブに切り替え、画面上に「ゑ」の形をなぞって書きます。候補欄に近い形の文字が並ぶので、「ゑ」をクリックして入力欄に挿入します。
総画数や部首で絞り込む
手書きで見つからない場合は、画数や部首タブに切り替えて検索します。五十音表で近い位置から探す方法もあります。候補が多いときは画数で絞ると見つけやすくなります。
よくある質問:候補に無いときのコツは?
線の交差や払いの向きをはっきり書くと候補精度が上がります。書き順に沿って丁寧に描くことも有効です。
Windows 11で旧仮名の「ゑ」を入力する方法3【文字コード表】
文字コード表を開く
Windowsには「文字コード表」という標準ツールがあります。スタートメニューで「文字コード表」または「charmap」と検索して起動します。
フォントを選んで検索する
上部で和文フォント(例:游明朝、游ゴシック、MS 明朝、MS ゴシック、IPAex 明朝、Noto Serif JP など)を選び、一覧から「ゑ」「ヱ」を探します。見つけたら選択して「コピー」または「選択→コピー」を押し、本文へ貼り付けます。
Unicodeコードを直接入力する
アプリによっては、Unicodeコードポイントを使った入力支援(例:数値入力後に変換)に対応します。一般的には、文字コード表でコピーする方法が確実です。必要に応じてアプリ側の仕様(エディタやワープロの機能)も確認してください。
よくある質問:別の字形に置換されるのはなぜ?
フォントの設計や組版機能によって、似た文字へ見た目が切り替わることがあります。テキストは同じでも、字形(見た目)が変わることがあるため、見え方を固定したいときはPDF化が有効です。
Windows 11で旧仮名の「ゑ」を単語登録する方法
単語登録の手順
日本語IMEの「単語登録」を開き、単語に「ゑ」または「ヱ」を入力し、読み(例:「we」「え」など)を設定して登録します。品詞は「名詞」など一般的なものを選びます。
登録後の使い方(変換の出し分け)
登録後は、設定した読みを入力して変換すると、優先的に「ゑ」や「ヱ」が候補に出ます。文脈によっては通常の「え」「エ」が先に出ることもあるため、候補一覧から選択してください。
複数の読み方を登録する
「we」「ゑ」「え」など、複数の読みを登録しておくと、どの入力方法でも素早く呼び出せます。用途別に「ゑ」と「ヱ」を別々の読みで登録しておくのも便利です。
よくある質問:共有PCで登録が反映されない?
単語登録はユーザーごとの設定です。別のアカウントでは共有されません。必要な環境ごとに登録してください。
「ゑ」が正しく表示されない/崩れる場合の対処
対応フォントに変更する
まず、和文フォントを切り替えて確認します。一般的な日本語フォントでは「ゑ」「ヱ」を収録していますが、海外向けや装飾フォントでは未収録のことがあります。游明朝、游ゴシック、MS 明朝、MS ゴシック、IPAex 系、Noto 系などを試してみてください。
拡大表示で形を確認する
ズーム(拡大)して形を見比べます。ブラウザやエディタの拡大機能、OSの拡大鏡を使うと細部の違いが分かります。必要に応じて、同じ文字を複数のフォントで並べて比較します。
拡大表示例:
ゑゑゑ ヱヱヱ
PDF化で見た目を固定する
相手の環境でも同じ見た目で伝えたい場合は、文書をPDFとして保存します。PDFはフォントを埋め込めるため、表示差が出にくくなります。画像として貼り付ける方法もありますが、検索やコピーがしにくくなる点に注意します。
よくある質問:相手環境でも崩れない見せ方は?
PDF化とフォント埋め込みが基本です。Web掲載では、見出しなど重要部分だけ画像化する方法もあります。
まとめ:旧仮名「ゑ」の出し方・入力方法(書き方・Windows 11・コピペ・拡大図・種類)
目的別のおすすめ:
- すぐ使いたい:このページのコピペを利用。
- 何度も入力する:単語登録で読みを固定。
- 読みが分からない:IMEパッドの手書きや画数検索。
- 確実に拾いたい:文字コード表でコピーして貼り付け。
- 見た目を合わせたい:フォント変更→拡大確認→PDF化の順で対応。
注意点:
- 文字は同じでも、フォントで見た目が変わります。
- アプリごとの仕様差で、入力や表示の挙動が変わることがあります。
- 履歴や学習の影響で、変換候補が出にくい場合があります。
よくある質問:商用文書で使って良い?
社内規程や投稿先の表記ルールが優先です。現代仮名が指定されている場合は「え/エ」を使い、歴史的仮名が必要な文脈では注記を添えると誤解が減ります。

