断捨離を行うと、服が不足することがあります。
では、新しい服をどのように選べばよいのでしょうか。
私がミニマリストとして学んだ服の選び方や購入時のポイントを紹介します。服
が少なくなった方々へのアドバイスですので、ぜひ参考にしてください。
断捨離後に服が不足する主な理由
服が不足するには主に以下の三つの理由があります。
- 不要な服や気に入らない服を断捨離してしまい、服が不足する
- 好きではないが着やすい服まで断捨離し、選択肢がさらに減少する
- 残した服は気に入っているが、コーディネートが難しいため、実質的に選択肢が減少する
これらの問題に対する解決策を、具体的なケースごとにご紹介します。
ケース1: 不要な服を断捨離してしまった場合
このケースでは、もともと不必要な服が多かったために、断捨離後に服が不足すると感じることがあります。
- 買い物のポイント: 今後は見た目だけでなく、着心地や機能性も重視して、自分に本当に合った服を選ぶことが重要です。
- 着回しやすい服の選び方: 形や素材、色にこだわり、様々なシーンで活用できる服を選ぶと良いでしょう。
服が少ない状態でも着回しやすいものを選べれば、断捨離は成功と言えるでしょう。
自分に合う服が分からない場合は、信頼できる家族や友人の意見を参考にするのも有効です。
服の購入は慎重に行い、不必要な買い物を減らすよう心掛けましょう。
ケース2: 着やすいがお気に入りではない服も断捨離してしまった場合
普段から着用しているが特にお気に入りではない服まで断捨離すると、服の選択肢が狭まります。
これは断捨離が成功した証拠ではありますが、計画的に進めなかったため「着る服がなくなった」と感じることもあります。
- 断捨離のプロセス: 一気に大量の服を断捨離するのではなく、少しずつ行うことがおすすめです。
例えば、毎日決まった量の服だけを見直す方法が効果的です。 - 選択基準の設定: 断捨離する際には、その服を実際にどれだけ着用しているか、特定の機能性が必要かどうかを考慮することが重要です。
断捨離は時間と労力を要する作業ですが、適切なペースで進めれば、より効率的で楽しみながら断捨離を行うことができます。
ケース3: お気に入りだがコーディネートが難しい服だけが残った場合
全ての服がお気に入りだとしても、それぞれがコーディネートしにくい場合があります。
これは断捨離がうまくいった証拠ですが、実際にはコーディネートの選択肢が制限されがちです。
- コーディネートの工夫: 既存の服を活用しつつ、新たにいくつかのアイテムを追加することで、さまざまなコーディネートが可能になります。
- 買い物の計画: 新しい服を購入する際には、必要なアイテムを事前にリストアップしてからショッピングに出かけると、無駄遣いを防ぐことができます。
効果的な断捨離方法と後悔を避けるためのポイント
断捨離で服を減らすことにより、「着る服がなくなった」と感じることを避けるためには、以下のポイントに注意が必要です。
- 断捨離の基準: どの服を残すか明確な基準を設け、生活スタイルに合わせて調整すること。
- 段階的な進行: 急いで断捨離を行うのではなく、特に季節外の服は慎重に処理すること。
これらのポイントを踏まえて断捨離を行うことで、服の管理がより簡単になり、日々の着こなしもスムーズになります。
①服の断捨離基準の設定
服の断捨離を効果的に行うためには、明確な基準を設定することが重要です。
これにより、断捨離後の後悔を減らすことができます。
季節の変わり目にクローゼットを整理する際や、ミニマリストを目指す方にも適した具体的な条件を以下に示します。
- 衣服が伸びて形が崩れている
- 汚れや毛玉が取れない
- 破損やほつれがある
- サイズが合わなくなった
- 着心地が悪い
- 過去1年間で着用していない
- 友人や恋人と会う時に選ばない
これらの点をチェックリストとして活用し、所有している服を見直しましょう。
また、思い出があるために手放せない服や、高価だった服については、次の対応をおすすめします。
- 思い出深い服は写真に撮って保存し、物理的なスペースを確保する。
- 使用していない高価な服は、売却や寄付を通じて他人に活用してもらう。
服が未使用のままではその価値は生かされません。
この機会に断捨離の基準を見直し、本当に価値のある服だけを手元に残しましょう。
②自身の生活スタイルに合った断捨離の目標設定
断捨離の基準が決まったら、次に断捨離の目標を設定します。
服を減らす量は断捨離の目的によって異なります。
目標が高すぎると後悔することがありますし、低すぎると十分に減らすことができません。
断捨離を行う際には、手放す服がなくなった後に代わりとなる服があるかどうかを考慮することが重要です。
たとえば、カジュアルな服を断捨離する場合、リラックスできる別の服が残っているかを確認します。
ビジネスウェアを整理する場合は、他に適切なオフィスウェアがあるかをチェックすると良いでしょう。
ミニマリストを目指す場合でも、無理にすべての服を断捨離するのではなく、自分の生活スタイルに適した目標を設定することで、断捨離の成功率を高めることができます。
③季節外の服の断捨離を急がない
クローゼットが服で溢れていない場合、季節外の服を急いで断捨離する必要はありません。
昨シーズンの使用感や着用頻度を思い出しながら、服の選別を進めるのがおすすめです。
無理に断捨離を行うと、次の季節に必要な服が不足してしまう可能性があります。
シーズンを通じて一度も着なかったり、気に入らなかった服は手放すと良いでしょう。
この方法は、断捨離で後悔することを減らすための効果的な手段です。
【注意】断捨離後の買い物で失敗しないための7つのチェックポイント
服を減らした後の買い物には注意が必要です。
以下のチェックリストを参考にして、無駄な買い足しを避け、長く愛用できる服を選ぶようにしましょう。
- 新しい服の購入が本当に必要かどうか
- 以前断捨離した服を手放した具体的な理由
- 自分に似合う服のスタイルや色を明確にする
- 購入予定のアイテムを事前にリストアップ
- 手持ちの服とのコーディネートを考える
- 同じ種類の服を重複しない
- オンライン購入の場合は信頼できるブランドを選ぶ
これらを意識することで、計画的に買い物を行い、無駄遣いを減らすことができます。
①必要な服を見極める
手持ちの服が減って不安になることは自然です。
しかし、本当に新しい服を買い足す必要があるかを冷静に考えましょう。
断捨離後、1週間程度現在の服で過ごしてみて、問題なければその量で十分かもしれません。
「必要な枚数」に対する固定概念を見直し、断捨離を通じて本当に必要な服の量を再評価するのは良い機会です。
季節ごとにバランスよく服が揃っていると、服のコーディネートも楽になります。
②断捨離した服を手放した理由の再評価
新しい服を買う前には、立ち止まって以前断捨離した服を手放した理由を思い出してください。
この反省点を踏まえることで、同じ失敗を繰り返すことなく、賢く服を選ぶことが可能です。
③自分に合う服の選び方を見直す
新しい服を購入する際には、その服が自分に似合うかどうか、そして自分のコンプレックスを上手くカバーできるかを確認することが大切です。
パーソナルカラー診断や骨格診断を活用し、自分の体型や肌色に合った服選びを心がけましょう。
たとえ一目惚れした服であっても、自分に合わなければ着る機会が少なくなります。
「他人が着ていたから」「流行っているから」という理由で購入した服が自分に似合わないと感じると、結局は着ない服が増え、後悔することになるでしょう。
購入前には、試着をして自分のスタイルに合うかどうかしっかり確認し、以前手放した服と同じ理由で後悔しないよう注意しましょう。
④購入予定のアイテムを事前にリストアップする
断捨離をした後、服の数が減ったことから衝動的に購入するのは避けたいところです。そうすることで、結果的に不要な服が再び増えるリスクがあります。
購入前には、必要なアイテムの種類を具体的に決めておくことが効果的です。
例えば、「トップスを買う」と決めた場合は、「Tシャツ」「セーター」「ジャケット」といった具体的なアイテムを指定しておきます。
買い物に行った際には、リスト以外のアイテムに目を向けないように自己制御することが大切です。
これにより、計画的な買い物が可能になります。
⑤手持ちのアイテムと調和する服を選ぶ
買い物に出かける前に、自宅の定番アイテムを再確認し、それに合わせやすいデザインや色の服を選ぶことが重要です。
異なる色やデザインが手持ちの服と合わなければ、新しい服も活用されにくくなります。
服選びの際は、コーディネートを容易にするために、既存のアイテムとの組み合わせを想像しながら選ぶと良いでしょう。
実際の服と比較できるよう、手持ちの服の写真をスマートフォンに保存しておくと便利です。
⑥似たアイテムを重複させない
「これまでに持っていないタイプだから」という理由で似たような服を購入してしまうことはよくあります。
服を購入する際には、本当に必要なアイテムかどうかを慎重に考えることが必要です。
特に異なるデザインやカラーを意識して集めることが、服選びを複雑にすることがあります。
ミニマリストになると、似たようなアイテムを選ぶことでコーディネートが簡単になり、実際に着る頻度も増えるため、無駄が減ります。
服の購入を考える際は、自分のライフスタイルに本当に必要なものかを考え、似たアイテムの重複を避けるよう心がけると良いでしょう。
⑦オンラインで服を購入する際のブランド選び
オンラインで服を購入する場合、普段から愛用しているブランドを選ぶことをおすすめします。
既に着用経験があるブランドなら、サイズ感やフィット感が分かっているため、購入時の失敗が少なくなります。
新しいブランドに挑戦する際は、「WEAR」などのファッション共有サイトで、実際にその服を着用している人々のレビューやスタイルをチェックすると良いでしょう。
自分と体型が似ているユーザーの写真を参考にすることで、より具体的なイメージが得られます。
ミニマリストの服選びのポイント
ミニマリストとしての私の服選びのアプローチを以下に紹介します。
これが皆さんの参考になれば幸いです。
- デザイン:無地を選ぶ理由は、シンプルで飽きが来ず、さまざまなアイテムと容易に合わせられるため。
- 色:白、黒、ネイビー、ベージュを基調にし、自分の肌色に合った色を選んでいます。
例えば、グレーは避けています。 - 素材:綿などの柔らかい素材を選ぶことで、着心地の良さと肌触りを重視しています。
- サイズ感:ややゆったりとしたトップスを選ぶことで、体型を拘束しない快適さを保っています。
- 形:骨格に合わせたアイテム選びをしており、フレアスカートよりもタイトスカートを選ぶことが多く、体型の特徴を生かしています。
- ブランド:GROBAL WORK、coen、niko and…、studio CLIPなど、自分のスタイルに合うブランドを一貫して選んでいます。
これらの基準を設けることで、購入後の失敗を減らし、長く愛用できるアイテムを選ぶことが可能です。
この記事が、服の断捨離を検討している方々に役立てば嬉しいです。
断捨離を続けながら、自分だけのスタイルを楽しむ旅を進めていきましょう。