セリアで叶う！デッドスペースをおしゃれに活かす収納アイデア
今は使っていない壁やすき間を、この記事ではデッドスペースと呼びます。床や棚の上がいっぱいでも、壁を上手に使うと物の居場所が増えます。見える場所に整えて置けば、探す時間も短くなります。まずは「置かないから散らからない」という考え方から始めましょう。
壁を使うと、床の可動域が広がります。掃除機がかけやすく、ロボット掃除機も引っかかりにくくなります。目線に入る物が整理されるので、部屋の印象もすっきりします。さらに定位置が決まることで、家族の誰でも戻しやすくなります。
色や素材は、できるだけそろえると落ち着きます。白と木目、白と透明など、組み合わせを決めると選ぶ時間が短くなります。家にある物の色を3色以内に抑えると、壁面でもごちゃごちゃ見えにくくなります。
デッドスペースの例を挙げます。玄関のドア横、冷蔵庫の側面、洗面所の鏡のとなり、洗濯機のうしろ、デスクの前の壁、テレビ台のわきなどです。目線から肩の高さにかけての帯は、手が届きやすく毎日使う物に向いています。逆に天井近くは、年に数回しか使わない物の場所に合います。
ウォールラックは、小さな棚と同じ役割です。上に置く、下に掛ける、という二つの動きがあると、使い勝手がぐっと良くなります。次の章では、その両方を一つでかなえる道具の考え方を見ていきます。
よくある質問：デッドスペースって具体的にどこ？
扉のうら、ドア横の10〜15cmのすき間、家電の側面、カーテンレールの横、階段の上がり口まわりなどが候補です。まずは「立ったまま手が届く高さ」で、何も付いていない壁を見回すと見つかります。
考えた人天才！セリア「ウォールラックフック付き」が神アイテムな理由
ウォールラックは、置くための棚と、掛けるためのフックが一体になったタイプが便利です。小さな鍵や腕時計はフックに。除菌スプレーや小さな植物は棚に。役割を分けると戻しやすく、迷いが減ります。
透明のパーツは、色が増えにくいのが長所です。壁の色や周りのインテリアとなじみやすく、複数をならべても重たく見えません。小さな面積でも、光をさえぎらないので、暗くなりにくいのも助かります。
サイズ感は「手のひらより少し広い」程度を想像すると、玄関や洗面所でも扱いやすいです。奥行きが深すぎないと、人の動線をじゃましません。複数を横に連結する場合は、間隔をそろえると整って見えます。上下に重ねる場合は、上段に軽い物、下段に毎日使う物を置くと落としにくくなります。
何を掛けるか、何を置くかを最初に決めましょう。例えば「鍵・エコバッグ・マスク」はフック側、「消毒スプレー・小ぶりのアロマ・小物トレイ」は棚側、と決めておくと、家族もまねしやすくなります。色をそろえたいときは、透明や白を基準に、アクセントとして木目を加えます。
使い始めは、軽い物から試すのがおすすめです。重い物は壁材や固定方法により不安定になることがあります。製品の表示や売り場の案内をよく確認し、無理な載せ方や斜め掛けは避けます。
よくある質問：どのくらいの重さまで大丈夫？
重さの上限は製品や固定方法で変わります。まずは軽い物から試し、不安定なら載せる量を減らします。迷う場合は店頭表示やパッケージの注意書きを確認し、安全を優先してください。
設置も簡単！おすすめの取り付けアイテムと注意点
ウォールラックの固定は、壁材と使い方に合わせて考えます。よくある方法は、プッシュピン、粘着フック、マグネットシートの三つです。賃貸の場合は、痕が目立ちにくい方法を選び、外すときの手順も決めておきます。
位置決めは、先に「置く物の大きさ」と「使う人の身長」から考えます。玄関の鍵は目線より少し下、洗面所のタオルは肘の高さ、キッチンの計量スプーンは作業台の上20cm付近など、手を伸ばして取りやすい高さにします。床からの高さをメモし、マスキングテープで仮の位置を作ってから固定すると失敗が減ります。
壁材によって、刺さりやすさや粘着の効きが変わります。石こうボードはピンが刺さりやすい一方、荷重が一点に集まると痕が広がることがあります。ベニヤは粘着が効きやすいですが、塗装の種類によっては剥がれやすい場合があります。タイルや金属にはマグネットや専用の粘着が合うことがあります。心配な場合は、目立たない場所で小さく試します。
固定方法の比較表を下にまとめます。あくまで一般的な考え方の例です。個々の製品や環境で条件は変わります。
| 固定方法 | 特長 | 向いている場所 | 痕の残りやすさ | お手入れと外し方の目安 |
|---|---|---|---|---|
| プッシュピン | 小さな穴で固定しやすい。位置調整がしやすい | 石こうボードの壁、玄関や廊下 | 小さな穴が残ることがある | 外す前に荷物を外し、ピンをまっすぐ抜く。穴は目立たない場所で試す |
| 粘着フック | 穴を開けない。平らな面に貼りやすい | タイルまわり、洗面台横、冷蔵庫側面 | 表面の塗装によっては剥がれ跡が出ることがある | 時間をおいてからゆっくり剥がす。のり残りは専用クリーナーを確認 |
| マグネットシート | 穴も粘着も不要。位置の移動が簡単 | 金属面（スチール面）、家電の側面 | 基本は痕が残りにくい | 砂やほこりを拭いてから貼る。ときどき外して掃除する |
プッシュピンを使う場合は、ピンを斜めにせず、まっすぐ刺します。粘着は、貼る面を乾いた布で拭いてから。マグネットは、薄い紙を一枚はさんでおくと、微細な傷を防ぎやすくなります。どの方法でも、定期的に触れてぐらつきがないか確認します。
賃貸の場合は、退去時に困らないことを優先します。目立たない位置で試す、仮止めから始める、重い物は置かない、という順で進めます。日光や湿気、油はねなどの環境も考え、変色やべたつきが起きないか確認します。
よくある質問：壁に穴をあけたくない時は？
まずは粘着フックやマグネットを使う方法を試します。石こうボードでも、軽い物なら粘着で足りる場合があります。いずれも、貼る前に表面の汚れを落とし、貼った直後はすぐに重い物を掛けず、時間をおいてから少しずつ載せます。
玄関で大活躍！おしゃれに使える収納実例
玄関は、帰宅から片づけまでの動作が短い場所です。ウォールラックをドア横やスイッチ近くに設置し、動線の中に定位置を作ります。帰宅したら、鍵を掛ける、エコバッグを戻す、時計を置く、の順で手が動く高さにそろえます。
鍵の定位置は、肩より少し下の高さにすると、子どもから大人まで届きやすいです。フックは家族の人数分を用意し、左から親、右に子どもなど、位置を固定します。色の違う小さなタグやリングで目印を付けると、誰の物かが一目でわかります。
エコバッグは、入口から帰ってすぐの壁に掛けると戻し忘れが減ります。棚の上は、ハンコや印鑑ケース、ポケットティッシュなど、出入りのときに使う小物の置き場にします。時計やアクセサリーは、汗や雨でぬれていることもあるので、トレイを一枚置くと安心です。
季節の小物や推しグッズを飾ると、玄関が楽しい雰囲気になります。小さな植物、ポストカード、ミニフィギュアなど、背の低い物を主体にし、色数は少なめにします。余白を3割ほど残すと、来客時にもすっきり見えます。
来客がある日は、見せたい物だけを残し、郵便物や学校プリントは封筒やファイルにまとめて置きます。掃除の前には、棚の上の物を一度外して、乾いた布でほこりを払うと、透明パーツのくもりが抑えられます。
よくある質問：ごちゃつきに見えないコツは？
色数を3色以内にして、物と物の間隔を指2本分ほどあけます。高さが不ぞろいなら、低い物を手前、高い物を奥に置くと整って見えます。飾る物は季節ごとに入れ替え、増えすぎたら一度ゼロに戻すのも効果的です。
ほかの部屋でも活躍！応用アイデア5選
キッチンでは、軽い計量スプーン、ふきん、レシピメモの定位置づくりに向きます。作業台の上20cmほどの壁に設置し、利き手側にフックを配置します。油はねがあるコンロ脇は避け、換気扇から少し離した位置を選ぶと汚れにくくなります。棚の上には、よく使うスパイスを少量だけ置き、詰め込みすぎないようにします。
洗面所では、スキンケアやヘアオイル、綿棒などの小物をまとめます。鏡のすぐ横に設置すると、手を動かす距離が短くなります。水はねがある場所では、置く前にしっかり拭く、容器の底をこまめに乾かす、湿気の多い日は使う物を絞る、といった習慣が役立ちます。
トイレでは、ディフューザーや小さな芳香剤、替えのロールを一時置きする場所にできます。ドアの開閉のじゃまにならない位置にし、座ったときに視界に入りやすい高さにします。強い香りが苦手な家族がいる場合は、香りの種類と置く量を少なめにして、様子を見ながら調整します。
デスクまわりでは、はさみ、のり、付せん、ケーブル類の定位置化に役立ちます。ケーブルは、フックに輪を作って引っ掛けると絡まりにくくなります。棚の上は、USBメモリやSDカード、印鑑など小さくなくなりやすい物の置き場にします。ラベルを付けると、家族や同僚も迷いません。
子ども部屋やリビングでは、見せる収納として作品やお気に入りの小物を飾れます。子どもの手が届く高さに設置し、危なくない軽い物だけを置くルールにします。片づけの時間になったら、遊び終えたおもちゃの一部を棚の上に戻す、という声かけがしやすくなります。
よくある質問：水回りで使うときの注意は？
置く前に水分を拭き取り、湿気が高い日は物の量を減らします。粘着タイプは、貼る面が乾いているかを確認します。油はねや洗剤が付いたときは、強くこすらず、やわらかい布で優しく拭き取ります。
まとめ｜セリアのデッドスペース収納で暮らしをもっと快適に
壁を使うと、床に物を置かずにすみ、掃除がしやすくなります。透明パーツのウォールラックは、色が増えにくく、どんな部屋にもなじみます。置く物と掛ける物を分けるだけで、迷いが減り、戻す動きが短くなります。
始める前に、置く物をしぼり、置き場所の高さを決めます。色や素材をそろえると、少ない点数でも整って見えます。固定方法は、プッシュピン、粘着、マグネットの中から、壁材や使い方に合うものを選びます。いきなり重い物を載せず、軽い物から試すと安全です。
チェックリストを最後にまとめます。
- 設置場所の高さを測ったか
- 置く物と掛ける物を決めたか
- 色の組み合わせを3色以内に決めたか
- 固定方法を選び、目立たない場所で試したか
- 家族の動線に合う位置になっているか
- 月に一度は中身を見直す計画を立てたか
無理のない範囲で始めて、少しずつ整えていけば十分です。小さな一歩でも、毎日の使いやすさは変わります。壁の力を借りて、片づけやすい家を作りましょう。
よくある質問：買う前に確認しておくことは？
置きたい物のサイズ、設置場所の壁材、周りの湿気や油はねの有無を確認します。色や素材は、部屋にすでにある物と合わせると失敗が減ります。迷うときは、まず一つだけ試して、使い勝手を見てから数を増やします。
